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「秋のヘッドフォン祭 2013」で気になった“参考展示”秋のヘッドフォン祭 2013(3/5 ページ)

» 2013年10月28日 19時45分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

「AK100/AK120」用のDAC内蔵フルバランスヘッドフォンアンプ

 ラトックシステムは、「REX-KEB01」に続くバランス駆動型のポータブルヘッドフォンアンプ「REX-KEB02AK」を参考展示した。型番から分かる通り、今回はアユートのハイレゾ対応ポータブルプレーヤー“Astell&Kern”「AK100/AK120」用をうたうデジタル入力タイプだ。同軸と光のデジタル入力を両方備えている。

「REX-KEB02AK」

 DACチップはESSがモバイル機器向けに開発した「ES9018K2M」で、最大192kHz/24bitまで対応する。DACのアナログ出力からヘッドフォンアンプまでフルバランス構成。出力にはバランス(2.5ミリマイクロミニ出力)とアンバランス(3.5ミリステレオミニ)の2系統を用意した。対応するヘッドフォンやイヤフォンと組み合わせれば、バランス駆動ならではのクリアでチャンネルセパレーションに優れた音を楽しめる。

中身(左)。意外と小さい「ES9018K2M」。さすがモバイル用(右)

 アルミダイキャスト製の本体は、102(幅)×69(奥行き)×23.4(厚さ)ミリ。内蔵のリチウムイオンバッテリーによる駆動時間などは「検証中」だ。12月末には発売する計画で、販売価格は6万円前後になる見込みだという。

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