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ソニー「Life Space UX」が提案する“部屋まるごと臨場感”とは?2014 International CES(2/2 ページ)

» 2014年01月09日 22時19分 公開
[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
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超短焦点4Kプロジェクターの使い方

 横長の本体は、箱状の5つのユニットがつながった状態になっている。中央部がプロジェクター本体で、その左右にスピーカー。両端はプレーヤーなどを収納できるキャビネットだ。壁際に配置し、下からミラーで反射させる形で映像を投影する。

超単焦点4Kプロジェクター。下に見える箱のようなものがプロジェクター本体。箱上部の隙間から光が見えるが、光源をミラーで反射させることで壁(またはスクリーン)に映像が表示される仕組みだという

自動開閉機構付き。電源をオンにすると自動的に上部が開き、映像を投影する

 パネルはソニー製の0.74型4K SXRDで、解像度は4096×2160ピクセル。光源は青色レーザーに蛍光体を組み合わせて白色を作り出すというもので、通常の水銀ランプよりコストは上がるものの、高輝度と10倍近い寿命が実現できる。

 本体は壁にぴったりと寄せて設置することも可能だが、その場合の画面サイズは最大106インチで、壁から17センチほどすき間を空けると最大147インチの映像を映し出せるという。

全部で5つのユニットから構成され、中央部がプロジェクタ本体、その左右の短めのユニットがスピーカ、さらに左右両端のユニットが収納ケース。プレーヤーやケーブル、リモコンなどが収納されていた。また、本体と壁の間が少し空いており、そこにボックスのようなものが挟まっている点にも注目。このように本体と投影先を17センチほど離すことで、最大147インチスクリーンサイズで大画面映像を楽しめる

 また、これらの最大表示サイズは1.6倍のズームレンズで最大限に画角を広げた状態であり、例えば画面をもっと明るくしたい場合にはスクリーンサイズを小さくすることになる。この場合、壁から17センチ離して設置すると92インチ、密着させていると66インチだ。つまり、設置する場所と画面の明るさの好みに応じて66〜147インチの画面を使い分けることになる。

 価格は米国で3万〜4万ドル程度(300万円〜400万円程度)、発売時期は今年2014年夏ごろを見込んでいる。日本についての展開予定は決まっていないが、価格は米国と同程度が想定される。

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