このほか、止まったら全員でジャンケンして、勝った人がマスに書いてあるエリア内の好きなゆるキャラカードを場から1枚もらえる「ぶらりマス」や、ルーレットの出た目の数にかかわらず全員ストップし、手持ちのカードをBETしてルーレットで勝つと好きなカードをもらえる「おとりよせマス」などもある。
なお、各都道府県のゆるキャラカードと対になる名産カードを両方手にすると「コンボ」となり、通常はゆるキャラカードと名産カードの合計は60ポイントとなるところ、100ポイントにアップする。また、コンボを達成するとそのカードはどんなイベントでも取られることがなくなる。つまり、ゴールするまでいかにコンボを増やすかがポイントとなるわけだ。
全員ストップとなる「おとりよせマス」は全行程の中間地点あたりに1つとゴール付近に1つあるだけだが、このマスがけっこう勝負を左右するマスで、BETするカードはゆるキャラカードなら1枚、名産カードなら2枚使って1回ルーレットを回せる。そしてゆるキャラカードをBETして勝った場合は好きな名産カードが2枚、名産カードでBETして勝った場合は好きなゆるキャラカード1枚が手に入れられる。
当然ながら勝ったプレーヤーは手持ちのカードとコンボになるカードを選ぶので、大量コンボ発生により思わぬ逆転もあるので気が抜けない。筆者が遊んだときも、この「おとりよせマス」のせいで何度か悔しい思いをした。反面、自分がコンボに成功したときは気分爽快(そうかい)だ。
一方、「カンタンぶらりツアーゲーム」はイベントカードと名産カードを使わず、代わりに「ツアーカード」を使用する。各人が1枚のツアーカードを持ち、そのカードに指定された3つのエリアから1つずつゆるキャラカードを入手して元の場所に早く戻った人が勝ちというルールだ。
ルーレットを回して出た目の数だけコマを進めるのは「全国ゆるキャラ巡りゲーム」と同じだが、矢印に関係なく進行方向を自由に決められる。「ゆるキャラマス」に止まればゆるキャラカードのゲットチャンスで、「ぶらりマス」に止まった場合はほかの好きなぶらりマスに移動できる。進行方向を自由に決められるというのは、すごろく系のゲームとしてはなかなか新鮮で面白い。
「ゆるキャラペアマッチ」は、ゆるキャラカードと名産カードの組み合わせで行う神経衰弱。そして「ゆるキャラカルタ」は、読み手が名産カードを持ち、一致する「ゆるキャラカード」をプレイヤーが取り合うというカルタだ。「全国ゆるキャラ巡りゲーム」や「カンタンぶらりツアーゲーム」に飽きたときなどに気分転換できる。
このゲーム、子どもと一緒にやれば都道府県の位置を覚えるのにも役立つので、それなりに学習効果もある。また、大人でも旅行好きな人やあちこちに出張によく行く人などは、名産カードを見て「そうそう、この県はこれがおいしいんだよ」と盛り上がりながら楽しめるだろう。もちろんゆるキャラが大好きな人にもぜひおすすめだ。
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