重量が約60グラムという軽量コンパクトな“ミニヘッドフォン”。メタル製のヘッドバンドはスライド式でサイズ調整が可能。ハウジング部を折りたためば、さらにコンパクトになり、付属のキャリングポーチで気軽に持ち運ぶことができる。
用途がはっきりとしたAKGブランドのエントリーモデルで、密閉型のハウジングには40ミリ径ドライバーを搭載している。その音はどう評価されるのか。
小さくても価格が安くても、音がちゃんとしているのは、さすがAKG。いわゆる定番モデルであり、中高域が前面に出ているサウンドバランス。弱点は径が小さいせいか、低域がルーズで、あまりJ-POP向きではないところ。ただこの価格帯であれば完成度は高い。
見た目からして、この価格帯にしては決して安っぽくないのがいい。これだけ小さいのであれば、女性のバッグにも無理なく入りそう。デザインは今時っぽくなく、どこかオールドスクールな雰囲気を醸し出す。音もさすがはAKGの定番といった安定感がある。
男性の場合、やはりハウジング径が小さいので、側圧を強めたぶん、装着感に好き嫌い出そう。ただ、このサイズ感のわりには臨場感までしっかりと表現されていて、音質は十分。小さく折り畳めて持ち運びにも便利。価格的には十分満足のいくポータブルタイプ。
低音再生能力とファッション性に着目したパイオニア「BASS HEADシリーズ」のアウトドア用ヘッドフォン。低音再生用の40ミリ口径ユニットと中高域再生用の30ミリ口径ユニットを組み合わせた2Way構成で、ハウジング部のジョグダイヤルで低音を好みに応じて調整できる「BASS LEVEL CONTROL」もユニークだ。
幅広のヘッドバンドは、レザータイプのソフトクッションを使用。ケーブルは着脱式の片だし仕様となっている。
バスブーストをハウジングで調整できて、デュアルドライバーを搭載するなど、この価格帯としては望外の個性が魅力。とくにブーストをマックスから少しだけ絞ると思いのほかいい音に。この価格帯でリケーブルもできるなど遊べる点もいい。
バスブーストをガンガン利かせられるので、イマドキの音楽を聴いている人はうれしいかも。ただ、バスブーストが利いているというより音量がアップしているような印象も。音漏れなどがないところは意外と本格派。折り畳めたら良かった。
白いイヤークッションはインパクトがあって非常にいい。ただ、白いケーブルは汚れが目立ちそう。装着感はやや硬いものの、ヘッドフォン自体が軽いので、思ったよりも快適に使える。サウンドは、どうしても低音を利かせたくなる。
「アクセサリーのような感覚で外出先に持ち歩けること」をテーマに開発されたスクウェアフォルムのカジュアルなヘッドフォン。ドライバーは40ミリ径で、振動板には剛性と柔軟性に優れたヤマハ独自のタンジェンシャル・エッジを採用した。1.2メートルのケーブルにはiOSデバイス対応のリモコンマイクを備えている。
カラーバリエーションも6色と豊富だ。ジュエリーゴールド、ボルドーブラウン、アーバンネイビー、ソフィスブラックの4色は日常的に使える「シティスタイル」、またピュアレッドとアクティブホワイトはスポーツシーンなどに馴染む「スポーティスタイル」と位置付けられている。
音質は完璧ではないが、この価格帯にしてはベール感もなく、ダイレクト感が強いサウンド。ヤマハらしい解像感とフォーカス感もしっかり共存している。多少音色的なアレンジが強く、好みが分かれる傾向はあるかもしれない。
スクエアのデザインが見た目にも上品で美しく、装着すると可愛い。女性にはかなり評価が高いのでは。カラーリングも選べるし、クッションのフワフワ感もなかなか。音質的にはどこがってわけじゃないけど惜しい感じが残る。
IFAで見て日本で発売すればいいと思っていたヘッドフォン。カジュアルながらも上品で、かつスクエアのインパクト大。スーツなどに合わせて、少し個性を主張したい人にピッタリ。音は悪くないけど、なんとなくぼんやりした印象。
残念ながら満点は出なかったが、ヤマハの新製品「HPH-M82」が12ポイントと支持を集めた。ほかの3製品に比べると価格は高めだが、個性的なスタイルが高評価。ファッション小物感覚で音楽を楽しめる「Good Buy」製品としてオススメしておきたい。
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