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Lightningコネクターを搭載、英国生まれの多機能アラームクロックスピーカー「XDOCK2」橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)

» 2014年05月13日 13時00分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 また背面からはFMラジオ用のアンテナケーブルが伸びており、これを設置場所の近くに固定する。このアンテナケーブルは固定式で取り外しはできない。

背面からはFMラジオ用アンテナケーブルが出ている(左)。外部音声入力は3.5ミリステレオミニ(右)

 Lightningコネクターの取り付け部は前方へ斜めに倒れるようになっていてiPhoneを取り付けやすい。完全に固定されていないためコネクター部も壊れにくいはずだ。

iPhone 5sをセット。Lightningコネクターの取り付け部は前方へ斜めに倒れるようになっていてiPhoneを取り付けやすい

iPhone/iPodを接続するだけで自動的に時刻をセット

 この手の製品は、最初に電源を入れたらまず時刻設定を行うものだが、この製品はiPhoneやiPodを接続すると自動的に時刻を同期する機能が搭載されているので、設定の手間が省ける。もちろん手動による設定も可能で、この場合はパワー/モードボタンを押してスタンバイ状態にして、メニューボタンを押して設定する。

 ちなみに時刻設定は背面の電源をオフにするとすべて消去されてしまうので、設定を保存したまま一時的に使用を中止する場合は、上部のパワー/モードボタンを押してスタンバイ状態にする必要がある。

 iPhone 5sを装着してみたところ、カバー未装着の状態はもちろん、シリコンカバーを装着したままでも利用できた。一方、Lightningコネクターを搭載するiPod nano(第7世代)の場合は、カバー未装着の状態なら問題なく取り付けられるものの、カバーを付けた状態では干渉して正常に取り付けることができなかった(カバーの形状による)。

接続すると自動的に時刻が同期される(左)。iPod nanoもカバーなしなら正常に取り付けられた(右)

 iPhoneやiPodが正常に接続できると、自動的に音楽が再生される。再生中はXDOCK2側の操作により、再生/一時停止や音量調整、曲送り/巻き戻しの操作を行える。また、iPhone/iPod touchの標準音楽プレーヤーだけでなく、App Storeからダウンロードした各種音楽プレーヤーアプリでも使える。例えば音楽プレーヤー「UBiO」や、Western DigitalのNASに保存した音楽ファイルを再生できる「WD My Cloud」などのアプリで再生した場合もきちんと鳴らすことが可能で、いずれもXDOCK2からの操作で曲送りが行えた。

スリープタイマーを設定可能

ラジオモード

 このほか、パワー/モードボタンを押すことにより、FMラジオや音声入力(AUX)に切り替えることも可能だ。ラジオは最大10局までプリセットを登録できる。

 アラームは2つの時刻を登録することが可能で、アラーム音をラジオ、iPhone/iPod、アラーム音の3種類から選択できる。スヌーズ機能も搭載しており、アラームが鳴ったときに「Shhhh!」ボタンを押すと、一旦止まって9分後に再度アラームが鳴る。アラームが鳴ったまま放置すると約60分後に自動的に止まる。

 また、スリープタイマーも設定することが可能で、音楽を再生させたまま寝ることも可能だ。スリープタイマーは10分間隔で最大90分まで設定できる。

アラームをセット(左)。スリープタイマーをセット(右)

 価格は少々高めだが、iPhone/iPodをセットすることにより自動的に時刻が同期されるなど、細かい部分で使い勝手がいいアラームクロックスピーカーだ。モノラルではあるが音質も聴き疲れのない自然な音を楽しめる。色も豊富な種類がそろっているので、気軽に使える寝室用のアラームクロックスピーカーを探している人にはおすすめだ。

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