それではというわけではないが、多彩なオプション製品の中から、コードレスクリーナー専用のツール4点がセットになった「ハンディクリーナーツールキット」(直販価格1万9440円(税込)を試してみた。
キットの内容は、障子やキーボードなどのほこりを取り除く「ソフトブラシ」、堅いナイロン製のブラシを備えた「ハードブラシ」、寝具を掃除する「フトンツール」、そして約1.2メートルの「延長ホース」という構成だ。特に「ハードブラシツール」は、もともと欧米市場で玄関マットを掃除するために開発されたもので、固いブラシがカーペットの奥深くにまで入り込み、ゴミや汚れを取り除いてくれる。
床に接してゴミやホコリを取り除くノズル部分(ツール)は、いわば“影の主役”と言える。1993年にダイソンの初代機「DC01」が発売されて以来、この21年間でさまざまなツールが開発/提供されており、それが同社製品の価値となっているのが分かるだろう。
また延長ホースは、伸びるだけでなく柔軟性が高いので車のシートの上やキャビネットの後ろなど限られたスペースの掃除に重宝する。
試しに、ハンディ型の「DC61 motorhead」にフラットアウトヘッドや延長ホースを取り付けたところ、問題なく利用できた。
とかくサイクロンやデジタルモーターといった側面に目を奪われがちだが、ダイソンは研究開発への巨額な投資をはじめ、テクノロジー・キャンパスの建設(参考記事→イノベーションは常に起こせる――エアブレード発表から見えたダイソンの姿)、そして次世代のエンジニア育成を目的にジェームズ ダイソン財団が毎年行う国際デザインアワード「ジェームズ ダイソンアワード」など、地道な取り組みも開催中だ。この12月には、「技術開発を加速、今後4年間で100種類もの新製品を投入」という驚くべき計画も明らかになっている。
ダイソンの次なる一手が気になるところだ。
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