「SongPal Link」では対応するソニーのワイヤレススピーカーやホームシアターシステムなど、複数の機器を連携させてマルチルームサウンド環境が構築し、快適に一元管理できるようになる。例えば同一のホームネットワークにつなげたオーディオ機器を、「SongPal」アプリをインストールしたタブレットなどで操作しながら、NASに保存している音楽ファイルを選んでネットワーク再生することができる。ネットワーク内に複数の再生機器がある場合はこれらを切り替えたり、グルーピングして同じソースを同時に鳴らすことも可能だ。
ホームネットワーク上に「SongPal Link」対応のオーディオ機器が複数存在する場合は、最大10台までの機器を1つのアプリから一元管理できる。マルチルーム・マルチデバイス環境を構築しているときは2台以上の機器のアイコンを重ねることで同じグループに設定(グルーピング)。例えば「リビングとキッチンに1台ずつ置いているワイヤレススピーカーで、同じ楽曲をシンク再生したい」といった使い方に応えてくれるのだ。もし防水スピーカーで対応する製品が登場すれば、リビングで聴いていた音楽を風呂場やキッチンでもシームレスに聴くといった楽しみ方もできるだろう。
グループ再生の際は、モバイル端末のコントロール信号とオーディオストリーム信号は1台のマスター側機器を経由してスレーブ側機器にWiFi経由で送られる。マスター側は常に「再生スペックの高い機器側」が選択されるが、同じ製品をグループ化して使う場合は「ネットワーク環境が良い方」がマスターになるという仕組みだ。井戸本氏は、「今後、ネットワーク経由のオーディオストリーミング再生が1つの大きなトレンドになっていくのに対して、ユーザーにソニーの製品らしさを感じていただける楽しみ方を、Google Cast for audioとSongPal Linkを組み合わせて体験してほしい」と話していた。
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