冷蔵庫と並ぶ代表的な白物家電といえば洗濯機だが、これに関しても「今までの常識を打破していきたい」と述べた伊藤氏が、洗濯まわりで不満に感じていたのが、「洗濯機を持ち歩けないこと」。
「しょうゆ、コーヒー、赤ワイン、血液など、日常生活では衣類にシミを付けてしまう要因はたくさんある。その場ですぐ洗濯できればわざわざシミ抜きのためにクリーニングに出す必要がない。持ち歩ける洗濯機を作れないか」(伊藤氏)
そのような背景で開発されたのが、ハンディ洗濯機「HCW-HW1(愛称:コトン)」。約200グラムの円筒形で、液体洗剤とティースプーン1杯(約5cc)の水で、シミになりそうな部分汚れを落とせる。
使い方は、汚れ部分に液体洗剤を少量載せ、裏にキッチンペーパーまたはタオルなどを当て、少量の水を入れたコトンの振動するヘッド部を押し付けるだけ。裏に当てたキッチンペーパーなどに汚れが移動し、汚れが落ちる仕組みだ。
外出先だけでなく、洗濯機だけでは汚れが残りがちな襟や袖口に「プレ洗濯」として家庭でも利用できるという。電源は単四形アルカリ乾電池3本。
同社では1月14日からAQUAオンラインストアで予約販売中。カラーはスカーレットオレンジ、チタンゴールド、コーラルピンクの3色で、価格は1万円(税別)。現在、オープン記念キャンペーンとして携帯に便利な洗剤ケース付き「COTON」ケースを特典として付属している。
伊藤氏には、洗濯まわりでもう1つ不満があるという。それは、「焼肉店、喫茶店などで付いてしまった臭いを取るため、スーツをわざわざクリーニングに出さなければならないこと」。
水洗いの難しいスーツから臭いを除去するために開発したのがオゾンで洗う「スーツリフレッシャー」だ。
臭いの付いてしまったスーツやジャケットなどの上着を同製品にかけてスイッチを押せば、約6〜8時間で除菌消臭できるという。オゾンを利用しているため、薬剤など特別なメンテナンスは不要。好みの香りを付ける機能も搭載する。
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