ITmedia NEWS >

乾いた夫婦が使って分かったダイソン「AM10」の活用法(2/3 ページ)

» 2015年02月24日 18時58分 公開
[某編集部A,ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「AM10」のもう1つの特長は、タンク内の水を99.9%除菌できる「ウルトラバイオレットクレンズテクノロジー」。除菌用の紫外線(UV-C)ランプを搭載しています。

水タンクを外すと……

 「AM10」の除菌は、かなり念入り。電源を入れるとまず、3分間をかけてタンク内の水を循環・除菌します。フロントパネルで白いLED表示が回っていたら、それは除菌中の合図。またミストとして水を放出する際にも再度UV-Cランプにあたる構造になっています。このとき、水にホコリなどが混入していると、UV-Cランプがあたらない部分がでてくる可能性があるので、1秒間に170万回という超音波振動で水を分解しながらプールに対流を起こし、水をくまなく除菌します。

ここが「ウルトラバイオレットクレンズテクノロジー」のキモになる圧電変換器の設置されたプール。残念ながら、ここからUV-Cライトは見えません

動作音を測ってみた

 扇風機一体型というと音が気になりそうですが、不満を感じたことはありません。「AM10」では風量を「1」から「10」まで設定できますが、そもそも冬に大風量を使ったら寒いので、普段は「1」で、遠くにミストを飛ばしたいときだけ風量を上げるようにしています。そして「1」なら、寝室で使っても問題のないレベルの音です。


 と書いても分かりにくいと思いますので、編集部Sに騒音計で計測してもらいました。製品から約1メートルの距離をあけ、風が直接あたらない位置に騒音計を設置。「AM10」の電源を入れていない状態の環境音(暗騒音)は31.5〜32dBです。

製品名 AM10
風量 ミスト有り ミストなし
1 33.1dB 32.9dB
2 34.7dB 35dB
3 36.1dB 38.2dB
4 38.5dB 41.6dB
5 40.9dB 43.9dB
6 43.5dB 46.3dB
7 45.5dB 49.2dB
8 47.1dB 50.7dB
9 48.9dB 52.9dB
10 50.7dB 55.2dB

 一般的には35dBで「小さく聞こえる」レベルなので、私の感覚とほぼ一致します。また、同じ風量設定でも「ミストあり」より「ミストなし」のほうが風量が強く、音もそのぶん大きいということが分かりました。

湿度や風量、タイマー設定などが行えるリモコン。右上のボタンでミストを止めることもできます(左)。リモコンは本体に磁石でくっつくので、なくす心配がありません(右)

 「ミストなし」設定の存在やオーバースペックともいえる10段階の風量設定があることを考えると、「AM10」が加湿器としてだけでなく、扇風機としての用途も意識した製品であると想像できます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.