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1Kの狭い我が家で「ダイソン フラフィ」を1カ月使ってみた結果1人暮らしでも“買い”か?(2/3 ページ)

» 2015年05月22日 11時30分 公開
[村上万純ITmedia]
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小回りの効く操作性に好感 ただし吸い過ぎ注意

 肝心の使い勝手はどうか。寝具や本棚、テレビ、そのほか複数の家庭用据え置きゲーム機や周辺機器が雑然と置かれた6畳の部屋では、小回りが効くかどうかがポイントになる。

 コードレスなのでコンセントやケーブルを心配することはないし、手首の動きだけでソフトローラーヘッドは横に曲がってくれて狭い部屋でも扱いやすい。ハンディ型としても利用でき、ツールを付け替えればソファや布団、窓の溝、家具の間の狭い隙間などあらゆる場所を掃除できる。

 これまで布団は週に1回ベランダに天日干ししていたが、天気が悪かったり、休日に予定が入っていたりしてタイミングを逸することもある。これから始まる梅雨の時期でも布団を清潔に保てるのはうれしい。

 ただし、吸引力が強すぎて布団が張り付いてしまって全体を掃除するのに時間が掛かる。人さし指で電源スイッチを握り続けながら布団を引き剥がす作業もしないといけないので、途中で腕が疲れてしまう。ダストカップにたまるゴミを見るかぎり、床以外の場所でも吸引力は申し分ない。

photo 布団に強く吸い付く

 バッテリーはフル充電で約20分持つ。1Kなら部屋と廊下の床、布団、家具の隙間などまとめて掃除するのに十分な時間だ。いつもはテレビを見ながらダラダラと掃除をしてしまうが、駆動時間が決まっていれば集中してきれいにできる。掃除が終わったら充電する習慣を付けておけば、バッテリーの持ちに悩まされることはないだろう。

photo 背面に充電用の差し込み口がある

 さらに、今は普段ちょっと気になったところを素早くきれいにできるよう、ハンディ型の本体を部屋の隅に置いている。気が付いたときにゴミを吸い取るようになったので、週1回の掃除も前ほど本腰を入れる必要がなく、充電する回数も減ってきた。

 また、1人暮らしだとテーブルを置くスペースがない場合があり、つい布団の上でお菓子やご飯を食べてしまうこともあるが(……ありますよね?)、布団の上に食べ物をこぼしてしまったときでもササッと吸い取れるのが地味に助かる。テーブルはサブ利用でメインはベッドor布団という人はなおさらだろう。

photo ハンディ型なら気が付いたときにお手軽に掃除できる

難関のゴミ捨て

 ただし、ゴミ捨てにはやや神経を使う。ダストカップの背面にある赤いバーを下に引くと、カップの下部がパカッと開いてゴミが落ちてくるのだが、勢いよくカップが開くので注意しないとゴミが周囲に飛び散る。特に細かい粉じんまで吸い込んでくれるダイソン フラフィなだけに、目には見えない微細なホコリが宙を舞っているのではと少し心配になる。

photo ホコリよりも細かい白い粉まで吸い取れる

 普段使っている小さなゴミ箱(ビニール袋を中に入れている)でゴミ捨てを試みたが、1回目は見事に失敗した。底面に手を添えてゆっくりとカップを開けば問題ない。カップは水洗いができるので、流し台や浴室でゴミを捨ててそのままカップも洗浄すると一石二鳥だろう。

photo ゴミ捨ては慎重に

 そのほか、バッテリー残量を確認できないのも気になった。バッテリーが減っても吸引力が衰えないため、いつバッテリーが切れるか分からない。バッテリー残量が少なくなってくると、本体後部にある「MAX」ボタン周辺のLEDが点滅するのだが、例えば残量を3段階でLED表示するなどの工夫が欲しかった。

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