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未来が現実に――IFAで見つけた“使える”スマート家電IFA 2015(3/4 ページ)

» 2015年09月07日 11時16分 公開
[滝田勝紀ITmedia]

地に足の付いたスマートホームを提案――サムスン

 今年もメッセ内、南メインエントランスの真横にある「シティキューブ・ベルリン」に、IFA最大級のブースを構えるのがサムスン。日本では馴染みのないサムスンの白物家電だが、昨年までは“とんがりすぎ”なスマートハウスや自社の家電のデモを展示していた。しかし、今年は少し様相が違う。IoTやスマートホームへの取り組みが最先端であることは間違いないが、もう少し地に足の着いた“ユーザーフレンドリーな”スマート化をシーン提案していた印象だ。

ブース中央のメイン展示がスマートシングスエリアに。シーンがビジュアル化され、具体的にどういうふうに自分の生活がスマート化するかが分かりやすく紹介されていた

 中でも注目なのが、すでに韓国や欧州で展開中であり、他社も巻き込んだスマート家電のオープンプラットフォーム規格「SmartThings」(スマートシングス)関連の展示。家電というものは、ほとんどの家庭で多くのメーカーの製品が混在しているのが普通で、1社で統一できるものではない。このスマートシングスを使えばスマートフォンやスマートウォッチなどで、どこからでも自宅とつながることができるうえ、オープンプラットフォームのため、他社製スマート家電ともつながる。

「スマートハブシングス・ハブ」を中心に、サムスン自身も窓ガラスのセンサーや人感センサー、さらにはセンサー搭載の電源コンセントなどを用意。手軽に防犯や家電のスマート化に対応する環境を用意している

自宅の玄関扉の鍵をスマート化できる「Yale」(イエール)のスマートセキュリティキーや、おなじみフィリップスのLED照明「Hue」(ヒュー)なども対応

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