――「A by A.com」のラインアップを教えてください。
加藤氏:現在、「A by A.com」では単色が13種、カモフラージュ模様(迷彩柄)が3種、ディズニーキャラクターが4種、スター・ウォーズ柄が5種、マーベルキャラクター2種をそろえています。一部は期間限定です(後述)。
――なにか、迷彩柄だけ異色な気がします
加藤氏:それは社長(伊藤嘉明社長)の趣味です。サバイバルゲームが好きで。もし売れ残ったら買い取ってもらおうかと(笑)。
――“鉄板”の3色が売れているのは分かりますが、ほかに人気があるのはどれですか?
加藤氏:当初から販売している3色を除けば、「オーシャンブルー」が強いですね。あとはマリーゴールド、シルキーピンク、レモンイエロー、チェリーレッドも多いです。一方のキャラクター柄では、6月2日に発売した「アナと雪の女王」モデルが一時在庫切れになるなど、世の中の流れにかなり左右されますね。年末に向けては「スター・ウォーズ」の人気が上がってくると思います。
また「A by A.com」ではギフトラッピング(プラス600円の有償オプション)も選べるようになっているのですが、全体では2割程度なのにマーベルのキャラクター柄では全体の5割前後もギフトラッピングが選ばれました。ピンクの「ミッキー・マウス」柄も4割程度。明らかにプレゼント用です。
――サイズや価格もプレゼントにちょうどいいかもしれませんね
加藤氏:もらったときのギャップも面白いと思いますよ。最初は何か分からないかもしれませんが、テレビやネットで話題になったハンディ洗濯機だと分かれば喜んでもらえると思います。
一方で、単色のものは自分用なのか、ラッピング率は低い傾向にあります。先ほどの「オーシャンブルー」などもそうです。
――購入者はやはり女性が多いのですか?
加藤氏:いえ、直販サイトでは男性が6割、女性が4割です。年齢では40代が最も多く、次は30代。これは推測ですが、奥さんや子供にいわれてお父さんが購入するというケースが多いのではないでしょうか。つまりファミリー層ということです。
――なるほど。ところで、ネット直販の限定カラーは期間限定だったのではありませんでしたか?
加藤氏:現在の予定では9月30日までとなっていますが、好評につき延長する見込みです。その後のラインアップについては未定ですが、一方で「スター・ウォーズ」シリーズは、映画公開に向けて注目度も高まると思いますので、特設サイトやキャンペーンを含めて積極的に展開していきます。
もう1つ、ハンディー洗濯機ならではのオプションを近々発売する予定です。コトン本体と備品を入れて持ち歩くことができる“携帯用ケース”です。洗剤を入れる小さなボトルにパッド、綿棒といった小物が最小限の大きさに収まります。
コトンについては、AQUAブランドの入口として広めていきたいですね。直販サイトは在庫も多く持てますから、今後も新しい用途や提案を広げていきたいと思います。
――店頭販売のほうは、今後もショップを広げるのですか?
酒井氏:家電量販店やテレビ通販に広がり、雑貨屋さんでの取り扱いも決まりました。今後はアパレルショップなどに衣類のケアアイテムとして提案してもらうことも検討しています。
例えばジーンズなどは、色落ちを嫌って「洗いたくない」という方もいます。しかし、食べ物をこぼしたりすれば洗わないわけにもいきません。そんなときにコトンで“スポット洗い”をするといった使い方もあるのではないでしょうか。洋服を大事にしている人にこそ、使ってもらえるアイテムだと思います。
さまざまな販路に豊富なカラーバリエーションとキャラクター柄を持つコトン。もう、お目当ての柄は見つかりましたか?
あ、迷彩柄もお忘れなく。
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