オーテク新製品20モデルが一挙に登場！ 新ドライバー搭載ハイレゾヘッドフォンやアナログレコード用カートリッジなど（2/3 ページ）

[ITmedia]

「ART MONITOR」シリーズ初のドライバーユニット全面改良

　ホームユースのART MONITORは、4モデル中3種がハイレゾに対応。シリーズ発売以来初となるドライバーユニットのフルモデルチェンジを行った。

ホームユースの「ART MONITOR」

　最上位機「ATH-A2000Z」は、優れた音響特性と高い剛性を両立する軽量チタ二ウムハウジングの中に、日本の職人が丹念に作り上げた新開発の53ミリ径ドライバーを搭載。磁力が本来持つパワーをロスなく伝送する「ドイツ製パーメンジュール」や、過渡特性を改善して音の再現性を高める「純鉄ヨーク」で、ドライバーの駆動力を大幅に向上させたという。

最上位機「ATH-A2000Z」

　純度の高い「OFC-7Nボビン巻きボイスコイル」や超硬質カーボン材による特殊コーティングを施したダイヤフラム、空気の流れを均一化しひずみのない正確な振動板の動きを引き出すトップマウントPCB方式などを採用。2重構造のハウジングは空気のダンピング効果を高めるD.A.D.S.構造で、伸びやかな低音を再生する。

　装着性にも考慮し、ほどよい密閉感で快適な装着感をキープするという「新3D方式ウイングサポート」を採用した。ケーブルは左右両出しの左右独立アース線（4芯）構造。

　再生周波数特性は5〜4万5000Hz、感度は101dB／ミリワット、インピーダンスは44オーム。重量は約294グラム。最大入力は2000ミリワット。6.3ミリ標準端子と3.5ミリステレオミニ端子を備える。ケーブルの長さは3メートル。価格はオープンで、実売想定価格は8万円前後。

　そのほか、「ATH-A1000Z」「ATH-A900Z」「ATH-A500Z」の3モデルを用意する。

高級バイオリンに使うシカモア材を使った「EARSUIT」

　ビジネスマンが出先でも利用しやすいEARSUITは、「ATH-ESW950」「ATH-ESW750」の2モデルをラインアップ。いずれもハイレゾに対応する。

スーツに合う「EARSUIT」

　上位機のATH-ESW950は、磁力を高めて音の再現性を追求した一体型ヨークの42ミリ径ドライバーを搭載。高級バイオリンなどに使われるシカモア材無垢（むく）削り出しのウッドハウジングを採用した。長さ1.2メートルの着脱式ケーブルにはEARSUIT専用設計のオーディオ用A2DCコネクターを採用する。

上位機の「ATH-ESW950」

　再生周波数特性は5〜4万Hz、感度は102dB／ミリワット、インピーダンスは46オーム。重量は約160グラム。最大入力は1000ミリワット。A2DCコネクター端子を備える。価格はオープンで、実売想定価格はATH-ESW950が4万円前後、ATH-ESW750が2万5000円前後。