KORGブースで見つけたのは、薄くて四角い新世代の真空管「Nutube」と、それを使ったヘッドフォンアンプの試作機だ。
Nutubeは、ノリタケ伊勢電子が持つ蛍光表示管の技術を応用して共同開発したもの。従来の真空管と同じアノード・グリッド・フィラメントの構造を持ち、完全な3極真空管として動作する。「楽器やオーディオ機器に使用する真空管の安定供給と品質向上を目指して開発した。ノリタケ伊勢電子に製造を委託しており、夏には量産出荷が可能になる」という。
オーディオ用としては、プリアンプやヘッドフォンアンプといった用途を想定しているが、従来の真空管と比べて2%以下の電力で動作するという低電圧、低消費電力が大きな特徴。乾電池でも駆動するとあって、将来的にはポタアンに使われる可能性も高い。なお、気になる音質については、「特性は『300B』に極めて近い」と話していた。
ハイレゾフェスの会期は3月13日(日)まで。12日と13日の開場時間は、11時〜20時となっている。入場は無料だ。なお、ハイレゾフェスの会場では、アンケートに回答すると抽選でハイレゾ対応機器が当たるプレゼントも実施中。景品はポータブルDACアンプの「ZEAL EDGE ZDC-205A-SG」(1名)、Astell&Kernブランドのハイレゾ対応プレーヤー「AK Jr.」(1名)、オーディオテクニカのモニターヘッドフォン「ATH-R70x」(1名)、MERIDIANのスティックUSB-DACの「Explorer2」(1名)。入場の際はアンケートも忘れずに。
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