―― アイカツおじさんって言葉をよく聞きますけど、女性のユーザーもいるんですか?
まくらさん ゲームのユーザーやイベント参加者を見ていると、女性率は高いですよ。アイカツの同人イベントは男女比が半々くらいで、主婦や親子連れも多いです。
―― いわゆるオタクじゃない人たちもいると?
まくらさん アイカツファンって、本当にいろんな人たちがいるんですよ。アイドルファン、女児アニメファンはもちろん、MONACA(アニメ・ゲーム・映像作品などのサウンド制作会社)が作る本格的な音楽や、クオリティーの高い衣装デザインに魅せられた人たちも。
女性の場合、子供のとき女児向けアーケードゲームで遊んでて、大人になってまたハマるという人もいます。
―― アイカツおじさんならぬ、アイカツお姉さんですね。実は私もプリパラ映画の応援上映(普通の映画鑑賞と異なり、コスプレをしたり、声援を送ったりできる)に2回ほど行ってきたのですが、ほとんど女性だったので驚きました。
アイカツおじさんをはじめとする大人ユーザーについて、公式はどう思っているのか。
バンダイ カード事業部デピュティゼネラルマネージャーの高橋誠氏は、「ネットだと成人男性がフィーチャーされがちですが、実際は大人のユーザーは1割くらい。熱心な人たちが多く、ライブイベントなどにも来てくれます」と話す。
また、「ゲームはリズムゲームとしての難易度やコーディネートの要素など、アイカツが好きなら年齢問わず誰でも楽しめるようしっかり作り込んでいます」と自負する。
タカラトミーアーツ アミューズメント事業部プロデュース課アソシエイトマネージャーの大庭晋一郎氏は、「大人ファンは能動的で目立ちますが、全ユーザーに占める割合は低いです。大人ユーザーの男女比は3:7くらいで、女性の方が多い。プリパラはオールターゲットをうたっているので、どの年齢の方も楽しめるものになっています」とコメント。
さらに、「大人が面白いと思うものが子供にとってつまらないことはある。でも、子供が面白いと感じるものは大人にも面白い。そういう考えのもとでプリパラを作っています」と持論を語った。
どうやら、アイカツもプリパラも、実際はおじさんではなくお姉さんの方が多いようだ。
今回は、アイカツおじさん自身に大人が女児向けゲームにハマる理由を聞いたが、実際のメインユーザーは小学生の女の子。
次回は、そんな女児向けゲームを開発した背景や、女の子にヒットした理由などを公式に聞く。4月以降のリニューアル情報の詳細も合わせてお伝えしていく。
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