例えば、リビングに隣接する和室を侵入禁止にするため、襖の横に設置する場合。襖の端や外側に置くのではなく、和室側の襖沿い、少し奥に置くのが正しい。なぜならバーチャルウォールの赤外線は、発信部から若干広がりながら進んでいくため、設置場所を頂点とする三角形がルンバの進入禁止エリアになってしまうのだ。
「最近、ルンバがあの辺に行かないなぁ……などと感じている方は、バーチャルウォールの置き方をチェックしてみてください。襖の先端より少し奥にずらし、片側の拡散を抑制してあげれば、ルンバはギリギリまで掃除してくれます」(山内氏)
同氏によると、できれば設置してほしい場所の一番は“階段”だという。もちろんルンバは段差センサーを搭載しており、一定以上の高さを検知すると先へ進まない仕組みになっている。ただ、段差を検知するセンサーは、ルンバの底面前方にあり、同時にそこは汚れやすい場所でもある。例えば、床を掃除している間にセンサー部にゴミやホコリが付着してしまい、階段から落ちる可能性もないとはいえない。このため上階の階段付近に1つバーチャルウォールを設置しておくのがオススメだという。
「デュアルバーチャルウォールならコンパクトで場所を取らず、単三形乾電池2本で8〜10カ月も使えます。廊下の隅に置きっぱなしにしておくだけで“保険”になりますので、積極的に使ってほしいですね」(山内氏)
コツさえ分かれば非常に便利な「バーチャルウォール」。ルンバを手に入れたら積極的に活用したいアイテムだ。
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