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超短焦点小型プロジェクター「LSPX-P1」とフォトストレージ「おもいでばこ」を組み合わせたら「最強フォトアルバム」が完成した(3/4 ページ)

» 2016年05月15日 06時00分 公開
[君国泰将ITmedia]
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家庭内サイネージ的につかえる「ポスター」機能

 また、ワイヤレスユニットに接続した機器の映像だけではなく、あらかじめ本体に収録されている映像コンテンツを映し出す「ポスター」や、スマホの中にある写真を映し出せる「写真をキャスト」という機能も秀逸です。

 「ポスター」は、プロジェクターに投写された壁にまるで窓があるかのような映像を映し出す機能で、なんとも不思議な気分になれます。しかも、「天気」を表示しているときは、スマホから実際に自分のいる場所の天気情報を受け取って反映するので、晴れの日は投写された映像も晴れ、雨の日は映像でも雨が降っているといったバーチャルな世界が楽しめます。

 しかも、プロジェクター本体にスマホ持って近づいたら電源オン、離れるとオフになる機能を使えば、朝起きて、外から帰ってきて、LSPX-P1のある部屋に入ると、自動的に立ち上がってBGMとともに自分のチョイスしたスライドショーの映像が流れるなど、極上の癒やし空間が作れます。

ポスターを投写 「ポスター」のテーマとして、LSPX-P1本体のメモリ内にあらかじめ用意されているコンテンツを選ぶと、まるで窓から景色を眺めているような映像がプロジェクターに映し出されます。自宅にいながら窓の外は南国……なんとも不思議な感覚が面白いです
ポスターのテーマ(1)ポスターのテーマ(2) 「ポスター」のテーマとして、「天気」「A Day」「Journey」「Night dreams」「Window」といったさまざまな風景を楽しめます(画像=左)。スライドショーやシンプルに時計を表示するといった使い方もできます(画像=右)
時計を投写 つながっているスマホが近づいたとき、もしくは指定した時間だけ、プロジェクターが起動して、時計が壁に映し出されるといった使い方もできます。近未来的な体験です
スライドショー設定BGM設定 もちろん用意されているだけのテーマに限らず、自分で映し出したい写真(画像=左)とBGM(画像=右)を用意して流すこともできる「マイスライドショー」とい機能もあります

スマホもタブレットもPCも、手軽に大画面で楽しめる

 また便利なことに、Miracastに対応したスマホやタブレット、Windows PCをWi-Fi DirectでLSPX-P1のプロジェクター本体に直接ワイヤレス接続し、映像を投写することもできます。つまり、無線LANルーターをつながずに使うことも可能です。

 そうすると、スマホにある画像をすぐに映し出すことができるのは当然ながら、YouTubeやニコ生、Netflix、Hulu、筆者お気に入りのバンダイチャンネルやらdアニメストアなど、どんな動画コンテンツも、そしてスマホ内にあるゲームまでも、全てを手軽に大画面で投写して楽しめるようになります。

スマホの画面をそのままLSPX-P1のプロジェクター本体から投写できるので、活用の幅が大きく広がります
いつもスマホの小さな画面で見ていた動画コンテンツも、手軽に大画面で楽しめます
スマホアプリもサクッと投写できちゃいます。「めざましマネージャー アスナ」を大きく映し出して、等身大のアスナに話しかけてもらうことも

 Windows PCとの接続では、LSPX-P1を外付けディスプレイ代わりに利用できます。つまり、PC用のWebコンテンツも、Twitterも、Facebookも、仕事のメールも、ブログの制作も、ネットワーク越しにつながっているサーバへのアクセスも、いつもやっているPC環境をワイヤレスですぐプロジェクターに映し出せるという、何でもアリな使い方が可能になるわけです。

 その気になれば、このプロジェクターをPCと一緒に持ち歩いて外出先でPowerPointのプレゼンを行うといった使い方までカバーできてしまいます(ただし、明るさが100ルーメンと暗いので利用できるシーンは限られます)。

4月のアップデートで、Windows PCのMiracastにも対応しました。このようにミラー表示してプレゼンなどに活用できます

 Miracast対応ということで、Windows 10 Mobile搭載スマホの「VAIO Phone Biz」や「NuAns NEO」をつないで、Continuum機能を使えるのも個人的には便利です。通常Continuumの利用に求められるワイヤレスディスプレイアダプター(ScreenBeam Mini2)が必要なく、プロジェクター本体と直接つなげられるので、ワイヤレスキーボードも一緒に用意すれば、新しいモバイルPCライクな作業環境を構築することまでできます。

Windows 10 MobileのContinuum機能は、ワイヤレスディスプレイアダプターなしで利用可能です。ワイヤレスキーボードと組み合わせれば、PCライクな作業環境を手軽に構築できます

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