また、ワイヤレスユニットに接続した機器の映像だけではなく、あらかじめ本体に収録されている映像コンテンツを映し出す「ポスター」や、スマホの中にある写真を映し出せる「写真をキャスト」という機能も秀逸です。
「ポスター」は、プロジェクターに投写された壁にまるで窓があるかのような映像を映し出す機能で、なんとも不思議な気分になれます。しかも、「天気」を表示しているときは、スマホから実際に自分のいる場所の天気情報を受け取って反映するので、晴れの日は投写された映像も晴れ、雨の日は映像でも雨が降っているといったバーチャルな世界が楽しめます。
しかも、プロジェクター本体にスマホ持って近づいたら電源オン、離れるとオフになる機能を使えば、朝起きて、外から帰ってきて、LSPX-P1のある部屋に入ると、自動的に立ち上がってBGMとともに自分のチョイスしたスライドショーの映像が流れるなど、極上の癒やし空間が作れます。
また便利なことに、Miracastに対応したスマホやタブレット、Windows PCをWi-Fi DirectでLSPX-P1のプロジェクター本体に直接ワイヤレス接続し、映像を投写することもできます。つまり、無線LANルーターをつながずに使うことも可能です。
そうすると、スマホにある画像をすぐに映し出すことができるのは当然ながら、YouTubeやニコ生、Netflix、Hulu、筆者お気に入りのバンダイチャンネルやらdアニメストアなど、どんな動画コンテンツも、そしてスマホ内にあるゲームまでも、全てを手軽に大画面で投写して楽しめるようになります。
Windows PCとの接続では、LSPX-P1を外付けディスプレイ代わりに利用できます。つまり、PC用のWebコンテンツも、Twitterも、Facebookも、仕事のメールも、ブログの制作も、ネットワーク越しにつながっているサーバへのアクセスも、いつもやっているPC環境をワイヤレスですぐプロジェクターに映し出せるという、何でもアリな使い方が可能になるわけです。
その気になれば、このプロジェクターをPCと一緒に持ち歩いて外出先でPowerPointのプレゼンを行うといった使い方までカバーできてしまいます(ただし、明るさが100ルーメンと暗いので利用できるシーンは限られます)。
Miracast対応ということで、Windows 10 Mobile搭載スマホの「VAIO Phone Biz」や「NuAns NEO」をつないで、Continuum機能を使えるのも個人的には便利です。通常Continuumの利用に求められるワイヤレスディスプレイアダプター(ScreenBeam Mini2)が必要なく、プロジェクター本体と直接つなげられるので、ワイヤレスキーボードも一緒に用意すれば、新しいモバイルPCライクな作業環境を構築することまでできます。
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