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「何で私のツイートがバズってるの?」 その裏側を図解してみたやっぱりアイツが最強(3/4 ページ)

» 2016年05月21日 06時00分 公開
[ちぷたそITmedia]

バズってから何が起こる?

 投稿がバズりだしてから、前述のインフルエンサーを何人も経ることでより投稿の拡散速度は増します。Twitterのリプライ欄が拡散された報告で埋まり、自分の投稿がひとり歩きしていく感覚に恐怖すら感じるでしょう。すると、そのうちに拡散されている投稿に、あるアカウントが反応することがあります。

  • 投稿に「お気に入り」がついた数で反応するアカウント
  • 投稿の拡散速度で反応するアカウント
  • 「注目を集めていると推測されるツイート」に反応するアカウント

 このうちの、投稿の拡散速度で自動で反応するアカウントは今何が注目されているのかがリアルタイムで分かりやすく、このアカウントが反応した投稿はまだまだ拡散が増えるので、インターネットの記事にも引用される可能性がぐんと高くなります。

 上記のアカウントに捕捉されたり、今人気の画像が分かるついっぷるのランキングに投稿が載ったりすると、バズは次の段階へいきます。

ツイートがまとめられる

 投稿が多くの人の目に触れられる状態になると、今度はTwitterのつぶやきをまとめるTogetterで他の人の反応とともにまとめられたり、キュレ―ションサイトやまとめサイトでまとめられたりします。

 該当ツイートは、Twitterが提供する埋め込み機能を使った引用は本人の許可なく利用できますが、中にはツイートのキャプチャを無断転載するケースもあります。

 もし、自分の投稿をそうしたまとめサイトに無断転載されたくないのであれば、プロフィールに「無断転載禁止」など、無許可で転載されたくない意思をしっかり記載しておくのも効果ありです。

 さて、話を戻して、こうしたサイトに自分の投稿が引用されると、投稿の訪問者数はさらに増え、Twitterをやっていない人の目にも触れることとなります。

※ツイートの引用、転載について誤解を招く表現がありましたので訂正しました

そして時の人へ

 バズはついに最終段階へ。自分の投稿が引用された記事がYahoo!ニュースに掲載されることがあります。

ヤフー 「バズのゴールはYahoo!」説

 インターネットユーザーの80%はYahoo!を使っているくらいのモンスターメディア、Yahoo!JAPAN。トップページの月間PV数(ページビュー=そのページを閲覧した数)は600億を超えます(ヤフーより)。

 そんなYahoo!のトップページに入ることができたら、その投稿はバズの終着駅まできたといえるのかもしれません。ここまでくると、しばらくはこの熱が続き、自分のほかのツイートも見てもらえる機会が増えます。言わばこれは「時の人」状態。

 現代は、自分の何気ない投稿を全国の人に注目してもらえる「時の人」を体験できるかもしれないという、ある意味夢のある時代なのです。個人でもこんなことが起こりうる現代なので、企業の中の人たちも力を入れてSNSに参入するんですね。

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