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セミオーダー形式のヘッドフォンリケーブル、ブリスオーディオが発売

» 2016年05月30日 15時27分 公開

 ブリスオーディオは、 カスタムオーダー形式のハイエンドヘッドフォン用リケーブル(交換用ケーブル)4モデルを発売した。同社直販サイトの価格は6万5000円から(1.2m、分岐後40cm)。なお、フジヤエービック(東京都中野区)では、最上位グレード「MURAKUMO」を除く3グレードを店頭で試聴可能だ。

 4種類のグレードからケーブルを選択し、アンプの接続方式(アンバランス/バランス)と使用するヘッドフォンを指定して注文する方式。アンプとの接続は6.3mm標準プラグから、 特殊な4極バランス端子など幅広く対応する。特殊なピンアサインも多く存在するヘッドフォンアンプにもほぼ対応可能だという。

 導体は、オーディオ用途に音質最優先で設計された高純度銅線を採用。線材は4グレード全て共通で、 高純度導体37本を束ねてから高純度フッ素樹脂にて絶縁した。絶縁被覆には空気に次ぐ誘電率を持つというフッ素樹脂を採用。「音質を考慮しつつハードな環境下でも長く使用可能な材質を採用した」という(同社)。 また、配線材は同構造・同素材を配置し、 撚り合わせることで耐ノイズ性を高め、 物理的な柔軟性も併せ持たせる構造だ。同社は「震動面でもキャンセル効果を発揮することで高音質化に寄与する」とコメントしている。

ケーブルグレード(4種類)

  • MURAKUMO:コスト度外視で出来ることを全て行ったコンセプトモデル。 ただし、非常に高い分解能を必要とする。バランス4極×1の価格は50万円〜(1.2m、分岐後40cm)±10cmごとに5万円増減。バランス3極×2は3万9000円増し
  • MASAMUNE:全てのノウハウをつぎ込みつつ多くのシステムで受け入れられるようにバランスしたBriseAudioリファレンスモデル。バランス4極×1の価格は22万円〜(1.2m、分岐後40cm)±10cmごとに1万8000円増減。バランス3極×2は2万2500円増し
  • SHINKAI:リファレンスモデルのノウハウを踏襲し、最適化した普及モデル。バランス4極×1の価格は12万円〜(1.2m、分岐後40cm)±10cmごとに6000円増減。バランス3極×2は1万4500円増し、バランス4極×1は2000円増し
  • OSAFUNE:リファレンスシリーズ制作で得られたノウハウを元に効果的な素材を選択使用し、 メリハリがありパフォーマンスに優れた設計のエントリーモデル。価格は6万5000円〜。バランス3極×2は1万2500円増し、バランス4極×1は2000円増し


現在、対応可能なヘッドフォンの例

  • ゼンハイザー「HD800S」「 HD800」「HD700」「HD650」「HD600」
  • Audeze「LCD-1」「 LCD-2」「 LCD-3」「LCD-4」
  • ソニー「MDR-1R」シリーズ
  • OPPO Digital「PM3」
  • MrSpeakers「ETHER」「ETHER-C」
  • オーディオテクニカ「EAH-T700」


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