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家の鍵がスマートになると何が便利なの? 「Qrio Smart Lock」で確かめた山本敦の「体当たりッ!スマート家電事始め」(2/4 ページ)

» 2016年07月08日 14時06分 公開
[山本敦ITmedia]

 サムターンはつまみが細かったり太かったり、高さの高低など微妙な違いがあるので、Qrio Smart Lockの本体パッケージに付属するサムターンホルダーや、高さ調整プレートなどを使って微調整していく。

サムターンの厚みに応じてアタッチメントをS/M/Lの3サイズで用意する。試しに装着してサイズを確認
アタッチメントを装着するアームの部分がリモコン信号を受けて回転する。アームの高さはネジで調節できる
Qrio Smart Lockの電源を入れて、最初にオーナー登録を行う。アプリにパスコードを入力して本人確認が完了

 取り付け作業の工程はiOS/Android対応のQrioアプリで図解入りの解説を見ながら、ステップ・バイ・ステップで進めていける。ドライバー以外に特殊な工具は必要ないので、筆者も簡単に取り付けられた。

アプリのガイダンスに従って取り付けていく(写真=左)。Qrioアプリのメイン画面(写真=右)

粘着テープを装着してからドアにぐっと押しつけて1分待つ。方向は縦でも横でも構わない
装着後もサムターンを手動でまわしてドアを開閉できる
ドアが閉まっている状態・開いている状態をアプリに記録する
取り付けた後もバッテリーカバーを外して電池を簡単に交換できる。2本で約300日、4本なら600日ぐらい持つ
サムターンにカバーを装着して設置完了

 本体のバッテリーは市販の「CR123A」リチウム電池を2本以上使う。バッテリー寿命は2本の場合、毎日10回ほどロックを開け閉めしたとして約300日。バッテリーパックには最大4本の電池を装填しておけるので、その場合は同条件で約600日持つ計算になる。直販サイトのQrioStoreから購入すると電池が4本付属してくる。

バッテリーはカメラ用電池としてもポピュラーな「CR123A」を使う。2本ペアで動作。予備にもう1ペアを追加して4本まで装填しておける
バッテリーの交換時期はアプリから確認する

 ちなみに、帰宅した時にスマホの側のバッテリーが切れてるということも往々にしてあり得るが、Qrio Smart Lock側のバッテリー切れも含めて、本機を取り付けた後でも物理鍵によるドアの開け閉めは今まで通り普通にできる。ただし、物理鍵を持たずに外出してしまい、スマホの電源が切れると悲劇が起きる。鍵を落としたりなくしたりするうっかりミスから解放される代わりに、スマホの電池切れにはよりセンシティブにならなくてはいけなそうだ。

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