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これ、業務用でしょ? そんな常識を覆すダイソンのアップライト型掃除機「Dyson Small Ball」(2/2 ページ)

» 2016年11月09日 10時16分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
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高い場所を掃除するための“もう1つの吸引口”

 Small Ballの重量は5.42kgで、電源ケーブルがコンセントにつながっているため、普通に考えれば棚の上やシーリングライトのセードといった高い場所を掃除することは難しい。しかし、Small Ballにはもう1つの吸引口があった。

 使い方は簡単。まずハンドル部分を延ばして本体から外す。さらに本体背面に内蔵されている伸縮性の高いホースにつなげると、Small Ballはキャニスター式掃除機のようなスタイルに大変身。このホースがもう1つの吸引口になっている。そしてパイプの先端に「コンビネーションノズル」や「ステアツール」を取り付ければ、棚の上や家具のすき間も簡単に掃除をすることができる。

ハンドル部分を延ばして外す
本体背面からホースを延ばして合体
付属のコンビネーションノズル。この状態で「すき間ツール」として使用できるほか、ブラシ部分をスライドさせると「ブラシツール」に早変わり
階段や棚の上もラクラク掃除
こんなに延びるとは……

 しかもハンドルだった部分のパイプが長いため、上に延ばせば棚の上や照明器具のセードといった高い場所にも届く。つまりSmall Ballは、アップライト型でありながらキャニスター式の便利な部分も取り込んだユニークな掃除機だった。

 そして個人的に気に入ったのは、付属のツール類を使わないときに本体背面に装着しておけること。そして本体が自立可能で、かつハンドルを縮めると280(幅)×280(奥行き)×806(高さ)mmというコンパクトになることだ。

付属ツールを装着した状態

 そのまま部屋の中に置くも良し。家具のすき間やクローゼットに収納しても良し。縦長なのであまり場所を取らず、付属ツールをなくす心配もない。パワフルなアップライト型は、意外と日本の家庭にも合うかもしれない。

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