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超絶スピードのAFと連写! ソニー「RX100M5」の進化っぷり(2/4 ページ)

» 2016年12月08日 15時21分 公開
[荻窪圭ITmedia]
広角端と望遠端をオートで。雲が多くてすっきりしなかった分コントラストが弱いが、そこは割り引いて見て下さいということで。ディテールは非常にしっかりしており、周辺部はやや甘いものの描写力はすごく高い

 撮影最短距離は広角側でレンズ前5cm、望遠側では30cmまで寄れる。望遠域でもうちょっと寄りたかったかなという気はする。

オートでマクロ撮影。フォーカスはカメラ任せで。背景のボケ方もなかなかよし(24mm相当 1/30秒 F1.8 ISO250)

 操作系は非常にシンプル。レンズ回りのコントロールリングと背面のロータリーダイヤルとあとは十字キー回りに4つのボタンがあるくらいだ。

モニターを90度傾けた状態で上面から。ストロボとEVFがあるため上面は非常にすっきり
背面もロータリーダイヤルの回りにボタンが4つというシンプルな構成だ

 ISO感度はISO125から12800。さらに重ね合わせ連写(連写+合成でノイズを減らす機能)を使えばもうちょっとISO感度が上がる。

室内で猫がアクビした瞬間を狙ってみた。ISO4000まで感度があがったがけっこう実用的(24mm相当 1/125秒 F2.8 ISO4000)

 あれこれ細かくセッティングを変えながら撮りたい人にはややこころもとないが、基本、オートで高画質を楽しむカメラと思えばいい。

モニターをチルトさせてローアングルで撮影した小さな神社の境内。発色はナチュラルですばらしくディテールもしっかり出ている。これはきれい(24mm相当 1/400秒 F5.6 ISO125)

 ただオートで気軽にというのが憚られるほど性能は高い。おそろしく高い。シャッタースピードは最高で1/2000秒。快晴下でF1.8で撮りたいときは自動的に内蔵NDフィルターが働くほか、NDフィルターをオフにしておくと自動的に電子シャッターに切り替わる。電子シャッター時は1/32000秒がマックス。電子シャッター時でもローリングシャッター歪みが少ないのがいい。

 そして今回の目玉は速さ。

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