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デジタルならではの面白さを満載した一眼レフ「PENTAX KP」(3/4 ページ)

» 2017年04月05日 11時45分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 ついでに普通の作例も2点。

絞り優先AEでポートレート(40mm 1/200秒 F4 +0.3 ISO200)
鮮やかなのも1つ。早咲きの桜(40mm 1/1250秒 F4 -0.7 ISO200)

 さらにボディ内手ブレ補正を生かしたローパスフィルターセレクトや傾き微調整など面白い機能満載である。今回はすべてローパスフィルターオフで撮っている。

 シャッタースピードはメカシャッターで最高1/6000秒。

 連写は最高秒7コマ。

 AFは27点測距。AF速度はレンズの仕様に依存する。新しいPLM搭載レンズだとAFは非常に速くて快適。

 レンズ内モーターでもDCタイプだとあまり速くない。

 ボディ内モーターを使ったAFレンズはちょいとうるさくて遅い。

 ペンタックスのレンズラインアップはデザインも焦点距離もユニークだが製品によってAF速度が変わるのは注意すべし。

高速なPLM搭載の望遠ズームレンズで撮った猫。AFが速い上に手ブレ補正も効くので猫が止まった瞬間を300mmで1/60秒で撮影。これはよい(300mm 1/60秒 F6.3 -0.3 ISO400)

K-1ゆずりのスマートファンクションは慣れると便利

 ファインダーは視野率100%で、ペンタミラーではなくちゃんとペンタプリズム使用。ファインダースクリーンの交換も対応している。エントリー機とはワンランク違うのだ。

ファインダーをのぞいて撮るのが基本。レンズは「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4.0ED Limited DC WR」(名前が長すぎ!)。このレンズ、デザインがいい

 背面モニターはチルト式。ライブビュー時のAFもレンズ次第ではけっこう快適になった。

背面モニターはチルト式

 注目すべきはモニターの明るさの調整(アウトドアモニター機能)。晴天屋外用にさらに明るくしたり、逆に暗所や夜間の撮影で「モニターが明るすぎて目立ちすぎたり回りの迷惑になる」ようなときは逆に暗くできる。大事である。

 操作系は前後の電子ダイヤル+スマートファンクション用ダイヤルの3ダイヤル構成。

 スマートファンクションはK-1で採用された機能で、機能ダイヤルで選んだ機能を設定ダイヤルで変更できる。機能ダイヤルにはドライブモード・HDR・AEの3つ+カスタムファンクション3つが割り当てられている。

操作部を上から。ボディ前面に前ダイヤル、背面に後ろダイヤル。上面には機能ダイヤルと設定ダイヤルがある

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