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タフで実用的、アウトドアに欠かせないオリンパス「TG-5」(3/5 ページ)

» 2017年07月29日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
広角端でポートレートを。肌色はナチュラルできれい。1/2.3型センサー機としてはよい写りだ(25mm相当 1/60秒 F2 ISO125)

 ついでに50mm相当で撮った屋外ポートレートもどうぞ。

オートモードでポートレート。顔を検出しているので露出や色が肌に合っている(49mm相当 1/250秒 F4.5 ISO100)

 で、TG-5の撮影機能といえば真っ先にあげるべきが超強力なマクロ機能である。顕微鏡モード。

 モードダイヤルを顕微鏡にすると顕微鏡モードになり、レンズが30mm相当の位置に動く。この焦点距離がもっとも寄れるってことだろう。

 レンズ前1cmまで寄れるので、こんな絵もさっと撮れる。

ユリのおしべとめしべを顕微鏡モードで。マクロ撮影機能は超優秀(30mm相当 1/125秒 F2.3 +0.3 ISO100)

 これは楽しい。

 さらにレンズ前1cmの状態で望遠端まで伸ばせるのである。

 望遠端だと長辺5mmのサイズまで寄れる。長辺5mmの小さなエリアを1200万画素で撮って27インチのモニターいっぱいに表示したりしたらもう何がなんだかの世界。これは面白い。

 ただ、レンズ前1cmとなると、被写体がカメラの影になって暗い。

 顕微鏡モードを頻繁に使うなら、別売りのアクセサリー、LG-1(LEDライトガイド)か、FD-1(フラッシュディフューザー)は必須だ。

 LG-1はフラッシュの隣についているLEDの光をうまく回してまんべんなく光を当てるもの。

 FD-1は内蔵フラッシュの光を同様にうまく全体に回すもの。どちらもカチャっとはめこむだけで使えて簡単なのでお勧め。

 光量はFD-1の方が上だが、手軽で扱いやすいのはLG-1か。マクロ撮影メインならつけっぱなしにしてもいいくらい。

 きちんとロックされるので不用意にはずれることはない(着脱時はロックボタンを押す)。TG-4まではロックがなかったので外れやすかったが、これは安心だ。

LG-1を装着したTG-5のレンズ部分。LEDの光を全体に回すので、装着時はLEDとフラッシュが覆われる

 顕微鏡モードネタでもう1つ。

 新たに「深度合成」モードがついた。

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