歴代プロトレックの集大成! 開発者に聞く“釣り”機能を追加した「PRW-7000」の魅力(2/2 ページ)

» 2017年08月01日 10時00分 公開
[山本敦PR/ITmedia]
PR
前のページへ 1|2       

“釣りに適した時刻”を知らせてくれる時計とは?

 プロトレックシリーズはプロ登山家の竹内洋岳氏をアンバサダーに迎え、実際にヒマラヤで使用してもらい機能性を磨き上げてきた。登山というアウトドアシーンにおいては、おそらく右に出るものがないアウトドアウォッチといえる。PRW-7000ではそこからさらに前進するかたちで、20気圧防水性能やタイドグラフ機能、フィッシングタイム機能など、水辺のアウトドアシーンに有用な機能を大胆に盛り込んだ。中でも、牛山氏をはじめとする開発チームは、かつてカシオが商品として世界で展開した腕時計「PRS-400」に搭載して、釣り人(アングラー)たちに高い評価を得た「フィッシングタイム機能」に着目した。

 「PRW-7000には“釣りに適した時刻”をユーザーに知らせてくれる便利な機能の数々を搭載しています。その一例が、文字盤の液晶部に表示される『フィッシングタイム』と『活性グラフ』のコンビネーションです」(牛山氏)

フィッシングでの使用も想定したPRW-7000は、暗所での視認性を向上。時字に特殊蛍光素材を使用。時字上面と針には蓄光処理を施し、レトログラード針には特殊蛍光インク印刷をかけて、ライトを点灯したときにそれぞれが浮かび上がるように光る

 フィッシングタイムとは、魚の活動に影響を与えるといわれている「月齢」(月の満ち欠け)と「月の位置」(角度)の相関関係から導き出した「魚が最もよく釣れる時間帯」を教えてくれる、アングラーなら誰もが欲しくなる機能だ。魚の活性グラフは全5段階のアンテナで表現。アンテナの本数が最も多く立って、右端のバーが点滅していれば“魚が釣れやすい”こと意味している。絶好のタイミングをアラームで知らせてくれる使い勝手の良さも腕時計ならでは。極端にいえば、その時が訪れるまで釣り場で居眠りしたり、読書にふけっていても良いのだ。「新しいプロトレックにこの機能を付けて、私もまわりの釣り仲間に“よくやった”と褒めてもらいました」と、牛山氏は満足そうな笑みを浮かべる。

フィッシングタイム機能使用時の液晶表示(写真=左)、活性グラフ(左図)の見方と仕組み(写真=右)

 実際にPRW-7000の発売以来、新機能のフィッシングタイマーを使った多くのユーザーから満足の声が寄せられているという。

 PRW-7000に内蔵されている「トリプルセンサー Ver.3」は2013年に初めてプロトレックに搭載され、マイコンとセンサー、制御ICの処理性能を高めたことによって、例えば本体のボタンを押した時にそれぞれの機能を立ち上げるスピードがアップした。今回のPRW-7000からは、アウトドアシーンの基本であるコンパス機能に加速度センサーを追加したことで、山の斜面を登ったり、あるいは船の中などでユーザーの手首の向きが傾いている状態でも方位を正しく計測できる「自動水平補正機能」に注目したい。

 正円形の文字盤には、“MANASLU”PRX-8000Tと反対のポジションとなる12時の位置に液晶画面を持ってきた。また、レトログラードのインダイアルをプロトレックで初めて採用している。その針にはデュアルコイルモーターを搭載し、双方向に運針速度を高めた。ユーザーが時計本体にメモリーした方位や、潮の満ち引きを示すタイドグラフの目盛りを正確に指し示してくれる。

レトログラードのインダイアルは5時の位置。デュアルコイルモーターを搭載するレトログラード針が潮の干満を指し示すタイドグラフなどの機能を搭載している

 本体の堅牢性もアウトドアウォッチとしてベストを追求した。2008年に発売したマルチフィールドラインの「PRW-1500」からの20気圧防水に対応したことは、「釣りなど水辺のアウトドアスポーツを楽しむユーザーを意識したものです」と牛山氏は語っている。

 ベルトの素材については、ウレタン樹脂素材をベースに、心材にカーボンファイバーを使用して引っ張り強度を高めた「カーボンファイバーインサートバンド」か、または強化プラスチックのフレーム内にメタル素材の中コマを採用する「フィールドコンポジットバンド」の2種類から選べる。ちなみにPRW-7000のラインアップには、本体のカラーやバンドの種類を掛け合わせた全7種類のバリエーションがある。筆者はゴールドのベゼルにエイジド加工を施して独特のビンテージ感を持たせた「PRW-7000V」が特にお気に入りだ。

メタルバンドのような装着感でありながら耐久性と軽量設計を両立させたフィールドコンポジットバンドのモデルもある
右側がフレームにエイジド加工を施したモデル

 牛山氏によれば「シンプルなデザインなので、ふだんから登山や釣りを楽しんでいる方々が、仕事でスーツを着て出かける時にも時計を着替えずに合わせられるのが良いという反響も得ている」のだとか。プロトレックシリーズが誇る信頼性の高いコンパスや気圧計は、キャンプやピクニックなどよりカジュアルなアウトドアレジャーでも重宝する機能なので、実は日常生活のさまざまな場面でPRW-7000が活躍するシーンを見つけられそうだ。

アースカラー+ドットインデックスの新色モデル

 「プロトレックシリーズには今春にAndroid Wear搭載のスマートウォッチも加わって、その認知がより多くの方々に広がっている」と語る牛山氏は、充実した手応えを感じているようだ。スマートウォッチは腕時計の最先端といえる1つのかたちではあるが、かたや電波ソーラーシステムの搭載などによって日常使いで手間をかけることのないユーザビリティや機能美をシンプルに追求したPRW-7000もカシオが理想に描く腕時計の究極の姿だ。「その両輪で、幅広いユーザーの期待に答えられるのがカシオならではの強み」であると牛山氏は胸を張る。この夏にもまた、多くの人々にプロトレックシリーズの最新プレミアムモデル、PRW-7000と出会う機会が訪れることを願いたい。

「魚を釣りやすい時間」があるって本当? 釣り堀カフェで聞いてみた

 「PRW-7000」に搭載された「フィッシングタイマー」。“釣りに適した時刻”をユーザーに知らせてくれる便利な機能だが、本当に効果があるのだろうか。釣り堀カフェ「Catch&Eat 吉祥寺店」のマスター、齋藤竜也氏に話を聞いた。

 「釣り堀カフェという完全閉鎖空間でも、魚が釣れる、釣れないという差は出ます。天候や気温、水温などが常に一定な中でフィッシングタイマーが示す『釣りやすい日』『釣りやすい時間』が結構正確なことに驚かされます。その中でも時間単位より日単位の『釣りやすい日』はかなりの精度です。逆に『釣りにくい日』もバッチリです。

 そんな日は、お客さんへのレクチャーも力が入ります。あくまで『釣れない日』ではなく『釣りにくい日』ですからね。という感じで仕事の時も休日もフィッシングタイマーには助けてもらってます」

釣り堀カフェ「Catch&Eat 吉祥寺店」の店内
店舗名 釣り掘りカフェ「Catch&Eat 吉祥寺店」
営業時間 平日:15〜23時、土曜:12〜23時、日曜祝日:10〜22時
釣り掘り受付最終 閉店1時間30分前
ドリンクフードラストオーダー 閉店30分前
所在地 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-23-3 とみふくビル2階       
TEL 090-1213-6559

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:カシオ計算機株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2017年8月31日

CASIO WATCH SQUARE