ソニーの“ひと味違う”ポータブル超短焦点プロジェクター、「LSPX-P1」と「Xperia Touch」をガチ比較!(2/3 ページ)

» 2017年08月04日 10時00分 公開
[山本敦PR/ITmedia]
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 Xperia Touchは背面にMicro HDMI(Type D)端子を備えているので、別売のケーブルを購入してテレビチューナーを搭載する機器に直結する方法がいちばんシンプルだ。でも、せっかくさまざまなアプリが使えるスマートプロジェクターなので、筆者が自宅で使っているソニーのBlu-ray Discレコーダー「BDZ-ET1100」の「外からどこでも視聴」機能も活用してみよう。

Xperia Touchは背面にMicro HDMI(Type D)端子を装備。PCやゲーム機との組み合わせにも便利だ

 “外からどこでも視聴”とは、Blu-ray Discレコーダーのチューナーが受信しているテレビ番組のライブ放送や録画番組を、家の中あるいは外出先など、ネットワークを介してさまざまな場所でリモート視聴するための機能だ。はじめに再生アプリとして使う「Video&TV SideView」をXperia Touchにインストールする。Google Playストアでアプリを検索して、インストールする手順はまさしくAndroidスマホやタブレットと同じもの。Blu-ray Discレコーダーのホームサーバ設定を済ませてから、アプリを起動してソース機器としてBlu-ray Discレコーダーを登録する。設定完了後はアプリの画面を開いて、見たいコンテンツを選択するだけ。

Xperia Touchで「Video&TV SideView」の電子番組表を表示したところ

 Xperia Touchで大きな画面を表示するためには、プロジェクター本体をスクリーンになる壁面から離して置く必要がある。家族一堂がリビングに集まってドラマやアニメを見るなら、壁からだいたい25cm離せば80インチのスクリーンサイズになる(この仕様はLSPX-P1もほぼ同等)。ただし本機の場合、プロジェクターを投写面から離すとタッチコントロール機能が使えなくなってしまう。そんな時は、Bluetooth接続ができるリモコンを用意すると、プロジェクターの置き方にかかわらずアプリやメニューの選択が不自由なくできるようになるのでオススメだ。

Bluetoothリモコンがあれば操作は快適
今回は手持ちのエレコム製Bluetoothリモコンで試した

 実はXperia Touchには声で本体を動かせるボイスコントロール機能も内蔵されている。「ハイ、エクスペリア」というキーワードでボイスコントロールが起動するので、続けて話しかければ現在の時間や天気、カレンダーのスケジュールを確認したり、ニュースアプリに配信されたニュースの読み上げ機能なども使える。

 特定のアプリを声で起動することもできる。例えばテレビ視聴に使う「Video&TV SideView」は名前が長くて発音も複雑なので、アプリの設定から「テレビ」、または「ビデオ」というキーワードに縮めて登録しておけば、「テレビを起動して」とプロジェクターに話しかけるだけでアプリが立ち上がる。さらに将来はBluetoothリモコンの代わりにハンドジェスチャーでも画面の操作ができるように、ソニーではいま追加機能の開発も進めているというから楽しみだ。

インターネット動画再生もこんなに簡単

 テレビの番組表にないオリジナルコンテンツが見られたり、レンタルショップに足を運ばなくてもお気に入りのアニメやドラマをまとめてチェックできることから、定額制動画配信(VOD)サービスを活用している人も多いことだろう。次にこの2機種で手軽にVODサービスのコンテンツを楽しむ方法を紹介しよう。

 LSPX-P1の場合、Amazonの「Fire TV Stick」やGoogleの「Chromecast」などHDMIスティックタイプのデバイスを用意するのが最も簡単な方法だ。ワイヤレスユニットの背面にあるHDMI入力端子にデバイスを装着するだけ。今回は普段使っているFire TV Stickをつないで試してみたが、専用リモコンによる音声検索も違和感なく快適に使うことができた。

VOD対応のHDMIスティック端末(Fire TV Stick)を使用すると簡単

 普段、Fire TV Stickは仕事部屋に置いてあるHDMI搭載のPCモニターで息抜きがわりに映画を見るために使ったりしているのだが、VODサービスのアプリとログイン情報、おすすめコンテンツの表示履歴などはFire TV Stickに保存されているので、LSPX-P1につなぎ替えてもすぐにお気に入りのコンテンツにアクセスできるのがうれしい。LSPX-P1を寝室におけばホームシアターに早変わり。寝る前にも連続ドラマの気になる続きがチェックできてしまう。

明かりを落とせばシアター気分。画面は「アメイジング・スパイダーマン」(C)2012 Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved. MARVEL and all related character names:(C)&TM 2017 MARVEL.

 Xperia TouchでVODコンテンツを楽しむ方法についてはもう詳しく説明するまでもないだろう。なにしろAndroid OSを搭載しているタブレットのようなプロジェクターなので、下準備としては視聴したいVODサービスのアプリをインストールしてログインするだけでいい。海外のニュース動画配信アプリなども含めて、Android OSで利用できる動画アプリなら幅広く見られるのがXperia Touchのいいところだ。

Xperia Touchならアプリをインストールするだけで各種VODサービスに対応

 リビングの大きなテーブルに子どもたちの大好きなアニメ作品を上映しても盛り上がりそう。投写された映像にタッチしながら操作する時のレスポンスはタブレットに比べてほとんど変わらないほどきびきびとして心地よかった。もし壁面から離して大画面で上映するなら、ここでもまたBluetoothリモコンを用意すれば鬼に金棒だ。

 Xperia Touchの場合、LDACにも対応しBluetoothオーディオ機器にワイヤレス接続ができるメリットも生かしたい。例えばソニーの「HT-MT500」は、スリムなサウンドバーとワイヤレスサブウーファーによるシンプルなシアターシステム。NFCによるワンタッチペアリングでXperia Touchにつなげば、テレビやVODの再生に迫力たっぷりのサウンドを加えて楽しめる。ぜひチャレンジしていただきたい。

ソニーの「HT-MT500」はバーチャルサラウンド(S-Force PROフロントサラウンド)や、ソファ下にサブウーファーを置いて低音を楽しめる「ソファモード」というユニークな機能も搭載。Bluetooth接続はLDACにも対応している

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提供:ソニー株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2017年8月13日

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