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これ1台で何でも撮れる最強一眼レフ、ニコン「D850」(2/4 ページ)

» 2017年09月26日 15時47分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 F8まで絞ってISO4500で手持ちで撮影。

新宿駅南口にてF8まで絞り、 ISO感度は自動制御にして24mmで撮影。暗部のノイズも目立たず、十分そのまま使えるクオリティーだ(24mm 1/25秒 F8 ISO4500)

 連写速度はAF追従で約7コマ/秒。フラッグシップ機に比べると少ないがあちらは2000万画素クラス。こちらは4575万画素の高画素でこのスピードで連写できるのだからすごい。さらに、別途パワーバッテリーパック(MB-D18)を装着すると約9コマ/秒まで上げられる。

 もちろんAFは高速で、グループAFや3DトラッキングAFも装備。

 こちらは3DトラッキングAFで撮影したロマンスカーと急行(だったかな?)。急行の方をトラッキングAFで連写してたら後ろからロマンスカーが来たというアレなのでフォーカスは右の急行にあっちゃってるけどそこはご勘弁。

AF-Cモードで高速連写した中の1枚。ミラーショックも少なく、連写時の手に響く小さな振動が心地よい。これは気持ちいいわ(70mm 1/4000秒 F2.8 ISO100)
ロマンスカーと急行がすれ違う瞬間の様子

 つまり基本性能が高いのである。それがD850だ。

 さらに細かいところ。

 以前からニコンの一眼レフは「クロップ」機能を持っている。DX(APS-Cサイズ)相当にクロップして撮影できる(元は35mmフルサイズのカメラにAPS-Cサイズ一眼レフ専用レンズを装着したとき、それに合わせたサイズの撮影をするためつけられた機能)ほか、スクエアサイズでの撮影も可能だ。全部で5種類のサイズがある。

 元々4500万画素以上あるので、DXにしても約2000万画素分のサイズがあり、十二分に使える。

DXモードでクロップして花の蜜を吸う蝶を高速連写した中の1枚。これでも十分解像感を持ってる。(62mm 1/800秒 F5.6 ISO100)

 もう1つ、AWBもちょっと変わった。ホワイトバランスのオートがなんと4パターンに増えたのである。

 オート0、1、2に、自然光オートが追加されたのだ。

 ややこしすぎるやん、と思うわけだが、これ、慣れるとすごく重宝する。

ホワイトバランス。自然光オートが追加された

 まずは、オート0と自然光オートの違い。

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