対して、完成度よりも未来への挑戦、新しいカメラを開拓するぞ的な精神を持った未来派カメラも2機種。
1つは富士フイルムのGFX 50s。中判センサーを搭載したミラーレス。APS-CサイズのXシリーズを出していた富士フイルムが、35mmフルサイズを一気に飛び越えてその上に行った、ってのは感慨深いところ。
もう1つはソニーのα9。
これはスゴかった。約2400万画素と画素数は普通だけど電子シャッターメインで超高速AFで超高速連写。今までのカメラへの挑戦というか、未来のデジタル一眼はこうなるのだ、という強い意志を感じたわけで、まだ初号機だしローリングシャッター歪みがゼロになったわけでもないのだが、未来を感じてワクワクした久しぶりのカメラだったのである。
ミドルクラスで第一印象が良かったのが富士フイルムのX-E3。約2400万画素のAPS-Cサイズセンサーを搭載し、背面モニターとEVFを持つ非常にオーソドックスで四角いミラーレス一眼。
これがよかった。
背面にAF枠操作用のジョイスティックを持ち、その代わりすっかり見慣れた十字キーを廃して背面すっきり。
おかげで、デザインもすっきりして使い勝手もよくて、いい感じに「カメラくさい」。
ミドルクラスのデジタル一眼としては非常にいい。スナップ用のミラーレスとしておすすめしたい。あと、ボディ内手ブレ補正がはいればいうことなかったのだが。
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