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Dolby AtmosとDTS:Xに対応したサウンドバーも ソニーのホームシアター新製品CES 2018

» 2018年01月10日 19時15分 公開
[山本敦ITmedia]

 ソニーは、米国ラスベガスで1月9日(現地時間)に開幕した家電見本市「CES 2018」で新しい4K超短焦点プロジェクター「LSPX-A1」をはじめ、Dolby AtmosとDTS:Xに対応したサウンドバーやUltra HD Blu-rayプレーヤーなど新しいホームシアター製品を発表した。いずれも国内販売も期待できそうだ。

 サウンドバーでは、スリムデザインの「HT-Z9F」をアメリカ向けの新製品として春以降に発売する。価格は899ドル(約10万円)。こちらも国内展開の予定ありの新製品だ。

Dolby AtmosとDTS:Xに対応したサウンドバー「HT-Z9F」

 スピーカー構成はサウンドバーと別筐体(きょうたい)のワイヤレスサブウーファーを組み合わせた3.1ch対応。フロントスピーカーだけで7.1.2chの3Dオブジェクトオーディオ環境をバーチャルに実現する「Vertical Surround Engine」を搭載し、3.1chのサウンドバーとしては世界で初めてDolby AtmosとDTS:Xの立体音響再生に対応した。

UHD BDプレーヤーも展示

 ソニーはCESなどの展示会では4K/HDRのことは強くアピールしながらも、Ultra HD Blu-ray(以下、UHD BD)への対応についてはことさらに強調しない傾向がある。今年のCESにもしっかりとUHD BDプレーヤーのアメリカ向け新製品「UBP-X700」を展示していたのだが、シアタールームでさり気なくデモが行われている程度だった。

「UBP-X700」

 コンパクトな本体のプレーヤーは、アメリカでの予価が199ドル(約2万3000円)で、2月発売を予定している。日本での販売についても「予定はある」という製品だが、時期は未定だ。夏までにはDolby Vision対応のソフトウェアアップデートを予定。SACDプレーヤーの機能もあり、各種ディスク系コンテンツの再生と4Kストリーミングサービスの視聴を1台でこなす多機能モデルだ。

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