良い睡眠とは、以下の3つの条件を満たし、結果として翌日の昼間、眠気に襲われることなく活動的に過ごせることです。
何時間眠ればいいのか、と疑問に思う方もいると思いますが、必要な睡眠時間には個人差があります。成人ならおよそ7時間程度眠れている人が長生きで健康的に過ごせているという統計もありますが、まずは日中に眠気に襲われず元気に過ごせていればOKでしょう。
しかし、睡眠の質と量を左右するのは自分のコンディションだけではありません。寝室環境(温度、湿度、照明、騒音、香り)、パジャマや寝具(通気性、寝心地、体圧分散、清潔性、風合い、着心地)、寝床内環境(温度、湿度)の影響を受けやすく、条件が悪いと気になってなかなか寝付けないばかりか、途中で目が覚めたり、起床後に体に痛みを感じたりします。
さらに、きちんとケアされていない寝具を使い続けると、じめじめして暑い、気持ち悪い、ハウスダストの影響を受けやすくなるといった悪影響を及ぼし、やはり寝付きや熟眠感が損なわれます。その環境を整え、睡眠の質を上げようと開発されたのが「ふとコン」というわけです。
「ふとコン」を実際に試用したところ、3つの魅力が見えてきました。それは冬はホカホカ、夏は涼しく1年を通して利用できること(夏はまだ体験していませんが)、ふとんのケアが簡単にできること、そして体圧分散に優れたエアスペーサー®を採用したエアマットは寝心地が良いことです。
まず注目したいのは、なんといっても「睡眠ケア」機能です。「ふとコン」はエアマットの中にセットされたセンサーパッドで、ふとんの中の温度や湿度情報を常時チェック。自動で風量と発熱量を調節し、熟睡のための最適な寝床環境を提供します。
温度設定は6段階あり、33°C±1の範囲を保ちます。さらに送風機能も備えており、設定は3段階で選択が可能。タイマーを使えば、一定時刻になると自動的に作動するので、寝ようと思ったときにはすでに心地よい温度になっています。
なぜ「睡眠ケア」では温度コントロールに注力しているのでしょうか。それは睡眠のメカニズムのためです。
人間は、眠るときに深部体温が1〜1.5℃ほど下がります。体が寝る体勢に入ると毛細血管が拡張して血流が促進され、汗と熱を放出することで深部体温を下げるのです。就寝中の体温は平均では早朝に最も下がり、最低体温時から2〜3時間後に起床するというリズムを持っています。
体温がスムーズに下がると寝付きが早くなりますが、下がらないと寝付きにくくなります。真夏の熱帯夜になかなか眠れないのは、暑さや汗による不快感だけでなく、スムーズに体温が下がらないからなのです。同じく寝る直前に体の芯まで温まるほど入浴しても寝付きが悪くなります。逆に体が冷え切ると、末梢血管が収縮したままになり、放熱が起こらないため眠れなくなります。
「ふとコン」の「睡眠ケア」は、このような人間が持つ体温のリズムがうまくまわるように、入眠誘導、睡眠維持、起床誘導をし、睡眠環境を快適に整えます。現在は冬なので「睡眠ケア」モードに設定すると、温風でふとんの中が温められます。中にもぐりこんだときの幸福感といったらありません。特に冷え性でなかなか眠れないという方には、コタツとふとんが一体になったような喜びを得られるでしょう。
もっともコタツや電気毛布といった従来の家電は温めるだけなので、高い温度設定のまま寝てしまうと体調を崩しかねません。「ふとコン」の場合、徐々に温度を下げて入眠しやすい環境を作り、起床時間が近づくと今度は温度を上げてすっきりとした目覚めをサポート。睡眠のメカニズムに合わせ、寝床内の温度を調整する新コンセプトの家電といえます。
職業柄、規則正しい早寝早起きは難しいのですが、「ふとコン」を使った日は、不規則で睡眠時間が短くても、昼間の眠気が軽減されていたような気がします。日頃から記録している睡眠トラッキングでもグラフに特別な変化は見られませんでしたが、いつもとは違う熟眠感がありました。忙しい中でも体調を維持できていたのは、夜間の睡眠維持に理由がありそうな気がしています。
逆に、これが夏には涼しい睡眠環境を作り出します。真夏の夜のエアコン調整は本当に苦労します。基本的には寝る前の利用とタイマーによるオフがおすすめなのですが、どうしても暑くてエアコンを動かした場合、明け方の体温がもっとも下がったタイミングで寒さのために目覚めることが多いようです。しかし、「ふとコン」で寝れば送風による除湿効果で熱や汗によるムレのない状態に保たれるので、快適に眠り続けられるでしょう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2018年3月22日