カラー液晶を搭載した20Gバイトモデル(関連記事)も発売され、ますますポータブルプレーヤーのトップブランドとして人気を集めているiPodシリーズ。初代の発売から4年近く経過していることもあり、オプションパーツの充実も他の追従を許さない。
なかでも、最近充実が目立つのはiPodを車載するためのオプションパーツだ。
ポケットに入る小型サイズながら最大で1万曲を収納できるiPodは、限られたスペースの中に多くの曲を収納しなければならないカーオーディオとの相性が良く、今年1月にサンフランシスコで行われたMacWorldの基調講演においても、米AppleComputerのスティーブ・ジョブズ氏がiPodの車載ソリューションについて述べたほど。
最新カーオーディオのなかには標準(あるいはオプション)でDockコネクタを備え、接続したiPodをシステムの一部として操作できる製品も登場しているが(関連記事:日産の純正カーナビがiPod対応に)、車内でiPodを活用したいからといって、カーオーディオごと新たに導入するのは少々敷居が高い。
そんなときに検討したいのが、車載に対応したFMトランスミッターだ。FMトランスミッターとは、iPodの音声出力をFM電波に変換してカーオーディオのFMラジオで受信するものだが、電波を利用するために配線もシンプルなほか、電源としてシガーライターソケットを利用するため、iPodの充電も同時に行える。普段の電車通勤などで楽しんでいるiPodをそのまま車内に持ち込むことができる上、ほとんどの製品が1万円以下と価格もお手ごろだ。
そのほか、本体を保護するケースは数え切れないほど発売されているし、自宅で活用するためのスピーカーやスタンドも多く用意されている。ユニークな業界初(?)の人形型ケース「iGuy」や、iPodをあたかもミニコンポのように活用できるボーズのスピーカーユニット「SoundDock」など、ワンアイテムを追加するだけでiPodの楽しみ方は大きく広がる。“ポータブルプレーヤー”だけではないiPodの魅力を、豊富なオプションパーツで引き出してみてはどうだろうか。