空気のプロがデザインを追求したら?──北欧からやってきた空気清浄機「ブルーエア センス」
北欧からデザインに注力した空気清浄機がやってきた。Blueairの「ブルーエア センス」は、余計なものをすべてそぎ落としたというシンプルなデザインが特長だ。もちろん、外観だけではない。
セールス・オンデマンドは11月20日、スウェーデンの空気清浄機専業メーカー、Blueair(ブルーエア)の新製品「ブルーエア センス」を発表した。「空気のプロがデザインを追求したらこうなった」(同社)という“センス”あふれる空気清浄機。同日より公式サイト限定で販売を開始した。価格は4万9800円。
北欧のデザインスタジオ「クラーソン・コイヴィスト・ルーネ」が設計を担当。スチールと強化ガラス(天面)で作られた本体は、余計なものをすべてそぎ落としたシンプルなデザインで、操作ボタンは一切なし。リモコンも付属せず、その代わりに天面の強化ガラス中央にセンサーを備えている。この上で手をスライドさせることで、電源のオン/オフや風量コントロールが行える。
天面の上で手を動かすと電源が入り、黒い強化ガラス上に青い円が浮かび上がる。さらに手を動かすと円が増え、風量がアップ。「スピード1」から「スピード3」までの3段階があり、スピード3のときに手をスライドさせると電源オフになる仕組みだ。
メインの空気清浄機能は、フィルター技術と粒子イオン化技術を組み合わせたBuleairの特許自技術「HEPA Silent」(ヘパ サイレント)テクノロジーがベース。空気の取り入れ口には活性炭が練り込まれた脱臭シートと3層フィルターを備え、大きな粒子やにおいを除去。さらに内部のイオナイザーで微粒子をマイナス帯電させ、プラス帯電させたフィルターに吸着させて除去するという。
「フィルターは左右に2枚。2つに分けることで空気中の微粒子を効果的に除去する。花粉やハウスダスト、たばこやペットのにおいに加え、0.1マイクロメートル単位の超微粒子まで99.97%除去する」(同社)。
また、米国家電製品協会(AHAM)が定めたCADR(Clean Air Delivery Rate:各種汚染物質による負荷環境下での、空気清浄機が清浄な空気を供給する能力を表す指標)もクリア。たばこの煙やホコリ、花粉に対するCADR値はいずれも100で、浮遊ウイルスに対しても抑制を確認済みだ。「空気清浄機にとって空気の洗浄スピードも重要な要素。ブルーエア センスには、1時間あたり8畳間を約5回洗浄できる能力がある」(同社)。
気になる動作音は、スピード1で約33dB、スピード2では47dB、スピード3は54dB。同社では、基本的にスピード1での24時間運転で、外出から帰宅したときなどにスピードを上げる使い方を提案している。なお、スピード1なら電気代は1日24時間使っても約3円だという。
フィルター交換の目安は約6カ月間(1日24時間稼働を想定)。天面に浮かび上がる赤い円と「CHANGE FILTER」が交換時期を知らせてくれる。シンプルデザインの本体には、フィルター交換用の扉などを設けていないため、交換作業は底面から行う。作業時には本体を横倒し、あるいは逆さまにして作業することになるが、フィルターケースにハンドルが備えられていることもあり、作業は1人でも可能だ。フィルターは脱臭シートとセットで交換するため、交換用フィルターセットにも脱臭シートが含まれる。価格はフィルター2枚と脱臭シート2枚で6300円。
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