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価格は500万円! ソニーが超短焦点4Kプロジェクターを正式発表(1/2 ページ)

ソニーが国内でも“Life Space UX”の超短焦点4Kプロジェクター「LSPX-W1S」を正式に発表した。全額前受けによる受注生産で、「銀座ソニービル」での対面販売のみとなる。

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 ソニーは1月29日、“Life Space UX”の超短焦点4Kプロジェクター「LSPX-W1S」を正式に発表した。価格は、左右のスピーカーやキャビネット2個がセットで500万円(税別)。全額前受けによる受注生産で、「銀座ソニービル」での対面販売のみとなる。


ソニーの超短焦点4Kプロジェクター「LSPX-W1S」

 「LSPX-W1S」の仕様は、昨年1月の「2014 International CES」でお披露目した時とほとんど変わっていない。ほかの同社製4Kプロジェクターと同じ対角0.84インチのSXRDパネル(有効885万画素)と超短焦点レンズを搭載し、本体端から壁面まで約17センチの距離で最大147インチの大画面を投写できる。壁にぴったり着けた状態(0センチ)でも最大106インチだ。ただし、SXRDパネルはもともとアスペクト比が17:9のため、16:9の映像を表示した場合は最大140インチとなる。


壁から17センチ以上離すとフォーカスが合わなくなる

 また、これまで超短焦点プロジェクターでは難しいとされていた電動ズーム機能を搭載し、壁面まで約17センチの距離で最小92インチ、0センチでは最小66インチまで小さくすることも可能だ。画面サイズを小さくすると光が集中して画面輝度が向上するため、「体感輝度が倍になる」(同社)。例えばBDなどの映画を見るときは大きく、テレビ放送では明るさ重視の小さい画面にするといった使い分けができるという。画角や映像モードの設定をメモリーし、コンテンツに合わせて容易に切り替えられる「ピクチャーポジション」機能も用意した。

電源を入れると、天面カバーが自動的に開閉。電源ボタンを押してから13秒ほどで映像が投写される。色は光学部品の熱による収縮があるので安定するまで時間はかかるが、輝度はピークの2000ルーメンまですぐに達するという

内蔵スピーカー(左)。付属のキャビネットは2段(右)

 光源には青色レーザーダイオードを採用し、プリズムで分光する仕組み。高精度のプリズムと4Kパネルとの厳密な位置調整が要求される光学部品は、日本国内でハンドメイドで製造する。なお、レーザー光源は交換できないが、光量や色の経年変化が少ないという。寿命は2万時間で、「1日5時間使用しても10年程度はもつ」(同社)。


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映像モード、画質設定などはほかの4Kプロジェクターと共通

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