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ありそうでなかったものを――新しいデザイン家電ブランド「UPQ」のAV機器をチェック実はマニアック(1/2 ページ)

8月6日に新ブランド「UPQ」(アップ・キュー)を立ち上げたUPQ。第1弾としてリリースした7カテゴリー17種のプロダクトには、低価格の50インチ4Kディスプレイをはじめ、「ありそうでなかった」AV機器が含まれている。

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 8月6日に新ブランド「UPQ」(アップ・キュー)を立ち上げたUPQ(→関連記事)。第1弾としてリリースした7カテゴリー17種のプロダクトには、低価格の50インチ4Kディスプレイをはじめ、低価格のリケーブル対応カナル型イヤフォンなど、「ありそうでなかった」AV機器が含まれている。


UPQの中澤優子社長とCerevoの岩佐琢磨社長

 UPQは、カシオ計算機出身の中澤優子氏が立ち上げた家電・家具ブランドだ。同氏は昨年秋に参加したハッカソンで「XBen」(エックス・ベン」というIoT弁当箱を企画・開発して注目をあつめ経産省のフロンティアメイカーズ育成事業に採択された。このとき同事業の担当ベンダーとなったCerevo(セレボ)がUPQをバックアップ。製品のマニュファクチャリングやユーザーサポートを担当している。

 中澤氏によると、新ブランドのコンセプトは「生活にアクセントと遊び心を」。第1弾製品にはブルーとグリーンの中間色で構成された「blue × green」(ブルー・バイ・グリーン)と呼ぶアクセントカラーを使用し、カラーバリエーションを持つ製品にも必ずblue × greenがあしらわれた。ただし、この色がブランドカラーになるわけではなく、「この夏の流行色が2色だった」(中澤氏)という。第2弾以降は新たな色を採用し、シーズンごとにテーマカラーをラインアップに反映していく方針だ。

「国内最安値級」の50インチ4Kディスプレイ


「Q-display 4K50」

 「Q-display 4K50」(型番:QDSP002)は、4K/60p入力に対応した50インチの4K対応ディスプレイだ。テレビチューナーを非搭載とすることで「国内最安値級」(中澤氏)の7万5000円(税、送料別)という価格を実現した。


スタンド部はクリア素材で、UPQオリジナルのblue x greenカラーが透けてみえる

 液晶パネルは120Hz表示対応のうえ、HDMI入力はHDCP2.2をサポートしているため、外付けチューナーと組み合わせれば4K放送などのプレミアムコンテンツも楽しめる。PC用ディスプレイというより、4K対応モニターテレビという用途を意識していることが分かる。


側面に2つ、下側に2つのHDMI入力を持つ

 入力端子は4系統のHDMI に加え、コンポーネント映像入力、光デジタル音声出力など。また、参考展示として65インチの製品も並べていたが、こちらの発売は未定だ。


参考展示の65インチ4Kディスプレイ。フレーム部はシルバーだった

Bluetoothスピーカーにハイブリッド型イヤフォンも


「Q-music BS01R/M」

 「Q-music BS01R/M」は、インテリア性にこだわったワイヤレススピーカーだ。「デジタル機器っぽさ」を排除したデザインで、本体から一切のボタンを排除。操作はタッチセンサーで、本体をなでたり、触ったりして音量調節や選曲が可能になっている。また表面処理はつやのあるメタリック塗装(BS01M)とマットなつやなし塗装(BS01R)の2種類を用意している。

 左右一体型の製品が主流のBluetoothスピーカーにあって、左右を分離したタイプは珍しい。またモノラルスピーカーのように見えて、中には各2基のユニットを装備。それぞれを個別のアンプで駆動するバイアンプ方式となっている。3.5ミリステレオミニの外部入力も備えているため、接続する機器を選ばない。価格は各2万2500円。

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