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米Sony、「Backlight Master Drive」を搭載した4Kブラビア「Z9D」を発売へ――7000ドルから
米Sonyは、1月の「CES 2016」に参考展示された新しいバックライト技術「Backlight Master Drive」を採用した初めての4Kテレビ「Z9D」シリーズを発売する。
米Sonyは、「Backlight Master Drive」を採用した初めての4Kテレビ「Z9Dシリーズ」3機種を発売する。
Android TVプラットフォームを採用し、映像エンジンは「4K HDR Processor X1 Extreme」。65V型の「XBR65Z9D」、75V型の「XBR-75Z9D UC2」、100V型の「XBR-100Z9D UC2」があり、価格は65V型が6999.99ドル、75V型は「XBR-75Z9D UC2」は9999.99ドル、100V型は未定となっている。
Backlight Master Driveは、1月の「CES 2016」に参考展示された新しいバックライト技術。HDR(ハイダイナミックレンジ)の映像を正確に表現するため、多数の直下型LEDを高密度に実装し、格子フィルターで分割領域からの漏れ光を抑え込む。これまでにない分割数で部分駆動を行う仕組みだ。これにピーク輝度をブーストする「X-tended Dynamic Range PRO」を組み合わせ、4000nitsという輝度と鮮烈なコントラスト感を実現していた(→インタビュー記事)。
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