and factoryは3月27日、IoT体験型宿泊施設“スマートホステル”の2号店を東京・台東区に開業すると発表した。4月上旬にオープンするのは、「AND HOSTEL ASAKUSA NORTH」(東京都台東区日本堤2-4-7)。福岡に続く2号店となる。
館内には複数のIoTデバイスを組み込んだ客室「IoTルーム」を設けたほか、共有のダイニングラウンジスペースにも多数のIoTデバイスを設置。スマートフォンで客室の鍵を制御するほか、客室内のエアコンやテレビ、空気清浄機などを制御する端末を設ける。また共有洗濯機の空き状況確認やシャワールームの予約も可能だ。
IoTルームには、ソニーの電子タグ「MESH」をはじめ、グラモの学習リモコン「iRemocon」、スマートキーの「Qrio Smart Lock」、ネットワーク対応LED照明「Philips Hue」、スマホで設定した時刻にカーテンが自動で開くロビットの「mornin’」など最新IoT機器を設置。通常、これらのデバイスを操作するには個別の専用アプリが必要となるが、「AND HOSTEL ASAKUSA NORTH」では横断的に操作できるアプリ「&IoT」を開発した。これにより、一部のデバイスは宿泊客のスマートフォンで、そのほかのデバイスは客室などに設置する端末から一括操作が可能だという。
同社では、「近未来のIoTルームを設置することにより、部屋自体がエンターテイメント空間にする。 宿泊体験も観光の目的の1つになる」と話している。
AND HOSTEL ASAKUSA NORTH
所在地:東京都台東区日本堤2-4-7
アクセス:東京メトロ日比谷線「南千住」駅徒歩6分、「三ノ輪駅」徒歩8分
宿泊料金:1泊3000円の「ドミトリー」(12名1部屋)から8500円の「IoTツインルーム」まで4種類を用意
チェックイン:16時〜22時
チェックアウト:〜11時
公式サイト:https://andhostel.jp/asakusanorth/
関連記事
- 「発想はベンチャー、やることは大企業」――ソニーが作ったイノベーションの芽を育てる仕組み
最近、ソニー製品がなんだか面白そう。そんな風に感じたことはないだろうか。今までにない製品を次々と送り出す「Seed Acceleration Program」の仕組みについて、同社新規事業創出部の小田島伸至担当部長に話を聞いた。 - スマホで家電をコントロールする「iRemocon」、音声認識への対応を予告
グラモは、スマートフォンを活用して自宅や外出先から家電をコントロールする「iRemocon」に、音声による認識機能を追加すると発表した。10月にアップデートするAndroid版アプリから対応する。 - 家の鍵がスマートになると何が便利なの? 「Qrio Smart Lock」で確かめた
「落とす・なくす・忘れる」といった鍵にまつわる“3大うっかり”とさよならできるスマートロック。でも、実際はそれだけではない。自宅のカギがスマートになると何が便利なのか。体当たりで検証した。 - スマート照明の定番、フィリップス「Hue」マスター術
低価格モデルも登場し、選択の幅が広がったフィリップスのスマート照明「Hue」。今回は、自宅にHueシリーズを導入し、その基本的な使い方からApple製品との連携、その使いこなしまでを体当たり検証。果たしてHueの実力は? - 寝起きのだるさにサヨナラ――スマホ連動型カーテン自動開閉機「mornin'」登場
ロビットは、世界初のスマートフォン連動型カーテン自動開閉機「mornin'」を発表した。太陽光による“心地よい目覚め”を体験できる新しい家電。発表会にはHKT48の指原莉乃さん、芸人の徳井義実さんが駆けつけた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.