Lモード【えるもーど】

【国内記事】 2001年1月15日 更新

 NTT東日本,西日本両社が2001年春より導入を予定している,電話回線と電話機を使った家庭向けインターネットサービス。NTTドコモの「iモード」を意識した機能とネーミングであり,「L」はLiving(生活),Lady(女性),Local(地域密着),Large(大画面,大ボタン)などを意味している。

Lモード対応端末のモックアップ

 普段,家の中にいて,パソコンや携帯電話のインターネットサービスを使うことのない,30〜50代の主婦やその家族を対象にしている。専用の電話機やFAXを使って,文字情報を中心としたインターネットコンテンツを利用できるようになることから,デジタルデバイドの解消やインターネット利用者の裾野拡大につながると期待されている。

 価格も,現在の電話回線に対するオプション契約として,月額数百円程度が予定されている。利用できるサービスは,メールの送受信とWebブラウズで,iモードと同じく専用メニューからモバイルバンキングなどのサービスも提供される。ただし,iモードのようなパケット課金ではなく,センターに接続した時間に対して通常の通話料金が課金される。

 通信速度は基本的に9600bpsとiモード同等であり,接続機器によっては56Kbps,ISDN利用者は32Kbpsとなる。コンテンツ内のメールアドレスや電話番号をクリックすることでそれぞれのリンク先にアクセスできる「Mail to」機能や「Phone to」機能などをサポートしている。またホームページをFAXでプリントアウトできる機能もある。

 外出先でも自分宛てのメールを読めるように,家庭の電話機以外に,ICカード公衆電話機からもLモードを利用可能となっている。この場合は電話機にICテレホンカードとLモード対応ICカードを重ねて挿入することで,Lモードのメニュー画面が表示されるようになる。

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[江戸川,ITmedia]

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