iモードでもGoogle──通常のWebサイトを変換iモード版Googleが2月27日より正式にサービスを開始した。通常のWebページを変換し,iモード端末で閲覧することが可能だ。
ホームページの検索エンジンとして有名なGoogleが,ついにiモードにも進出する。以前よりβ版という形でiモード向けにサービスを展開していたGoogleだが,2月27日から正式サービスを開始することが,東京明治記念館で開催されているITビジネス評議会「DEMO Japan」の基調講演で明らかにされた。iモードから,http://www.google.com/にアクセスすることで検索を行える。
Googleのトラフィック,日本は2位来日した米GoogleのCEO,Larry Page氏は「(インターネット全体で)一日に7000万件の検索が行われるうち,半分以上はGoogleで行われている」と語る。創業から2年少々,いまやGoogleはメジャーな検索エンジンだ。同社が検索エンジンを提供する顧客は100社以上。中には米Yahoo!も含まれる。 現在,日本のようなダブルバイト文字を利用する国も含めて26言語の検索エンジンを提供し,米国以外のトラフィックは既に50%以上に達している。「1年以内には,米国のトラフィックは20〜30%に落ちるだろう」(Page氏)。 Googleが注力していく先の1つは日本市場だ。まもなく東京オフィスも開設が予定されている。Googleには既に5000万の日本語ページが登録されており,国別のトラフィックで見ると米国に続いて2位に入っているとPage氏は言う。「言語で見ても,英語,ドイツ語に続いて3位」(Page氏)。 iモード用Googleiモード用に提供されるGoogleは,一般の日本語Webサイトをiモード用のレイアウトに変換して表示する。これは,同社がWAP用に提供している手法とほぼ同じものだ(1月19日の記事参照)。 Googleが登録したページであれば,iモード用のサイトも表示される。ただし,iモード用サイトに限って検索することはできない。また,PC用にあるようなディレクトリ型のメニューは用意されていない。 だが,Page氏がiモードというプラットフォームに期待していることは確かだ。iモードについてPage氏は「多くの人は日本市場に特化したものだというが,そうでもない」と言う。「解像度が高く,ピクセル数としては通常のWAP端末の10倍はあるのではないか」とPage氏はiモード端末を評価する。 実際,最近の高解像度,カラー液晶のiモード端末では,iモード用に変換された通常のWebページを十分に閲覧可能だ。長いページは自動的に分割されるなどiモードならではの工夫も凝らしてある。Mobileチャンネルを表示してみたところ,テーブルを用いているページにもかかわらず見事に記事の見出しが表示され,内容もチェックできた。
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