「iボード」

携帯電話用キーボード。

【国内記事】 2001年3月8日更新

 物欲ライター渡辺が自腹で購入した機材を次々とレビュー! 今回は携帯電話用キーボード「iボード」は買いかどうかをチェック。

iボードとは

 携帯電話でメールやインターネットをやるのが当たり前となったが,やっぱりキーが打ちにくいのも事実。そこで外付けキーボードである「iボード」を購入してみた。実売で5000円程度である。

 iボードは単3乾電池2本で動作し,携帯電話用のケーブル&コネクタを搭載している。サイズも携帯電話と同等で持ち運びができる。キーは英語配列で,ローマ字打ちが基本となる。今回購入したのはP503iでも使えるパナソニックのiボードだ。箱には「P502iまでに対応」とあるが,P503iでも問題なく使える。

 使い方は簡単で,ケーブルを携帯電話につなぐだけでOK。電源を入れておけば,携帯電話が文字入力の状態になるとキーボードが有効になる。スペース,変換キー,確定キーがそれぞれ用意されて,ほとんどパソコンと同じように文字入力が可能だ。

 Pシリーズではカーソルの上下キーで変換と変換候補を選べるが,キー操作でも同じだ。英字,数字,全半角の切り替えも専用キーが用意されているのでスムーズだ。また,(メール)作成キーと送信キーもあるので,いちいちメニューで選ぶことなしにメールの作成から送信という一連の流れを操作できる。

 キーのタッチ感は,まあまあ。ややストロークが深いので押し込む感じがする。ただ,慣れればかなり高速で打てるし,変換も高速だ。メール作成,チャットなどで威力を発揮するだろう。

ここがポイント

 実際に打ち込む場合,携帯電話とiボードをどのように置くかで悩む。つまり,携帯電話は縦型。iボードは横。メールの横表示機能もあるが,作成では使えないし,そもそも天地が逆に配置しなければならいケーブルのとりまわしで駄目。

 結局は,机の上などに並べて置くしかない。膝の上でも打てるが,かなり苦しい。結局,屋外で入力するには,左手で携帯電話とiボードを持ち,右手で打つという形が落ち着く。

 テンキーで入力するよりは遙かに素早いので「買い」の商品ではあるが,この形や大きさがベストかどうかは検討の余地がある。Palm用のキーボードのように携帯電話本体にダイレクトにつなぐタイプの方が入力しやすいのではないかと思う。

製品名 販売元 価格
iボード P001 NTTドコモ 5500円

*P001のほかに,三菱電機製の端末用の「D001」,NEC製端末用の「N001」などがある

[渡辺健一,ITmedia]

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