NTTドコモ,FOMAサービスを実質延期

ドコモは5月30日に開始を予定していたIMT-2000サービス「FOMA」の開始を実質的に延期する。当初は利用者数を限定してサービス提供することも含めて検討中だという。

【国内記事】 2001年4月24日更新

 NTTドコモは4月24日,次世代携帯電話サービス(IMT-2000)である「FOMA」について,「導入当初は利用者数を限定してサービスを提供する」ことも含めて最終調整をしていることを明らかにした。

 詳細は今週中に発表する予定だという。

 当初,FOMAは5月30日にサービスを開始し,初年度15万人の加入者を獲得する予定だった。既に基地局やネットワークの構築も終えており,当初の予定通りの提供エリアで5月末よりサービスを開始するという。

 しかし,ドコモ関係者によると「ネットワーク設計にミスが発見された」ために根本からの見直しが必要になったもよう。

 本格サービスの開始は早くて9月という見通しだ。

 KDDIは,最大144kbpsの高速データ通信方式「cdma2000 1x」を10月にも導入する予定であり,このままFOMAの本格導入が遅れると,ドコモはライバルに水を空けられるおそれもある。

 次世代携帯電話は,3月にJ-フォンが2001年12月から2002年6月に延期したばかり。このままドコモがサービスを本格稼動できないようだと,次世代携帯電話自体に対する不安感さえ招きそうだ。

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[斎藤健二,ITmedia]

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