Mobile Explorer【もばいるえくすぷろーら】

【国内記事】

2001年5月7日更新

　米Microsoftが次世代携帯電話用に開発しているOSは「Stinger」（スティンガー）という開発コードで呼ばれており，これはWindows CEをベースにしたもの。2001年の秋頃に韓国のSAMSUNGなどから対応製品が登場するといわれている。

　スティンガーでは，片手で操作できるインタフェースを採用し，「アウトルック・コンパニオン」や「モバイル・エクスプローラー」，電子メールソフトなど，PCとのデータ同期機能などを実装する予定だ。

　モバイル・エクスプローラは，ウェブブラウザ機能や電子メール機能を携帯電話に組み込むもので，iモードのブラウザ「NetFront」と同様に，モジュール化されたプラットフォームとして開発されている。

　現在のバージョンであるモバイル・エクスプローラ3.0では，HTML，WML（WAP），C-HTML（iモード）で記述されたコンテンツを表示でき，暗号通信機能としてSSL3.0にも対応している。実際に携帯電話のブラウザ上でどのようにサイトが表示されるかは，同社のWebサイトより提供されている「Microsoft Mobile Explorer Emulator 」を使うことによりPC上で確認することができる。

　モバイル・エクスプローラの採用については，既にEricssonがMicrosoftとの合弁企業による開発の提携を行っており，また先ごろEricssonとの携帯電話事業統合を表明したばかりのソニーも，ライセンス供与を受けている。

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