CUT Key Pocket

これを使って書いてます。

【国内記事】 2001年5月15日更新

手のひらサイズのキーボード

 ミサワホームの「CUT Key Pocket」は片手で入力できるUSBキーボードだ。サイズは幅78×奥行き125×高さ20ミリとPalmくらいの大きさをしている。普通のキーボードが101個や109個のキーがあるのに大して,CUT Key Pocketのキーの総数は31個。アルファベット入力キーが12個のほか,[space]や[alt]など操作系のキーが19個ある。

 一見テンキーのようにも見えるが,キー数が少なくてもCUT Key Pocketは立派なキーボードだ。

 アルファベット入力キー12個のうち5個には,母音[a][e][i][o][u]が1つづつ割り振られており,残り7個のキーに子音が割り振られている。子音は1つのキーに対して3つのアルファベットが対応しており,たとえば,子音キーを一度押すと[k],2度押すと[g],3度押すと[f]が表示される。子音を3回押して[f]を表示し,母音[a]を押すと「ふぁ」という文字が出てくるという具合だ。

 英字や数字などのボタンを使い分ければ,ローマ字入力や数字や記号の入力ができる。漢字を入力するときの[alt]+[半角/全角]コマンドなど,同時押しが必要なキー操作もCUT Key Pocketで可能。

裏でコッソリ遊べるようになる?

 このCUT Key Pocket,慣れるまでにかなり時間がかかる。この原稿を書き始めてから1時間ほど経過したが,なかなか慣れてこない。母音の配置は簡単に覚えるが,子音の配置を覚えるのに苦労してしまう。

 使いこなせない悔しさからか,よく使う子音は,キーを1度押せば出てくるように割り振られているのだが,どうせなら,携帯電話のように左上のキーから[ABC][DEF]のように配置されていたほうが覚えやすいのではと思ってしまう。きっと慣れてしまえば,携帯電話の文字入力のように同じキーを何度も押すことがなくなり,スピード入力ができるのだろう。

 CUT Key Pocketを使いこなせるようになると,片手でマウスを使いながら,もう片方の手でで文字入力ができるようになる。単純なデータ入力などを片手で進めながら,もう片方の手に持ったマウスを使って「ソリティア」などのゲームをすることもできるのだ。

 CUT Keyは,将来的にLモード機器で採用される可能性もある。iモードの機能を家庭用電話機で実現させるLモードが本格的に動き始めたときに,文字入力で苦しむことがなくなるように,CUT Key Pocketを使って入力の練習をしておくのもいいかもしれない。

メーカー 商品名 価格
ミサワホーム CUT Key Pocket 1万800円(実売価格)

[青木瑞浩,ITmedia]

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