PRIN無料終了間際:AirH"のプロバイダはどこが得?AirH"向けISPとして無料キャンペーンを行っていたPRINが,12月末をもってキャンペーンを終了する。低価格なAirH"向けISPを真剣に選ぶ必要が出てくるだろう。現在のAirH"対応プロバイダ一覧を掲載し,考察してみたい。
PHS回線を使った定額制インターネット接続サービスとして人気を博しているDDIポケットのAirH"。サービス開始から6カ月が経過し,その効果か,DDIポケットは11月には15カ月ぶりの契約者純増を記録するなど(12月7日の記事参照),“モバイル向けデータ通信手段”として根付いた感がある。
PRINの無料キャンペーンは12月末をもって終了しかし2002年を迎えるに当たり,注意しなくてはいけないのはISP料金だ。これまで,DDIポケットが提供するISPサービス「PRIN」が無料でサービスを行っていた。多くのユーザーが,PRINを利用していたことと思う。 しかしこの無料キャンペーンは12月末をもって終了。2002年1月1日からは5円/分の従量制に移行する(12月7日の記事参照)。月額1500円が上限とされているが,これまでよりコストがかさむことは間違いない。 では来年はどのプロバイダを選んだらいいのか。普段使っているプロバイダがAirH"に対応しているなら,そこを使うのも手だし,AirH"用に別途プロバイダを契約する必要もあるだろう。 今回,「基本的にISP料金が定額」であることを条件に,AirH"対応プロバイダの一覧表を作成した。
価格は実にさまざま。PRINでは月に5時間以上利用すると上限の1500円に達するため,AirH"であることのメリットを生かそうと思ったら,確実に1500円かかると思っていい。PRINで上限に達しないようなら,AirH"自体の利用を考え直した方がいいだろう。PRINが提供する,“上限1500円”という金額が,AirH"のプロバイダを選ぶ際の基準となりそうだ。 自分が普段使っているプロバイダがAirH"対応のオプションなどを用意していれば,それを使うのが結果的に安くなる可能性が高い。「@nifty」や「BIGLOBE」などの大手プロバイダでは,定額制コースであれば特に特別な登録の必要なくAirH"を利用できるようになっている。 逆にいえば,1500円より高いプロバイダは,自分が普段使っていない限り利用するメリットは少ないだろう。PRINはDDIポケットが運営するだけあって,登録などは必要なく,アクセスポイントなどを設定するだけで利用できる。電話料金に上乗せする形で課金も行われるため,決済も容易だ。
PRINよりも安いプロバイダ現在,大手プロバイダのすべてがAirH"に対応しているわけではない。NTTコミュニケーションズの「OCN」と日本テレコムの「ODN」は,AriH"未対応。これらISPのユーザーは,別途AirH"用にプロバイダを契約する必要があるだろう。 PRINの“1500円”よりも安いプロバイダの場合,AirH"専用なのか,通常のダイヤルアップにも対応しているのかには注意する必要がある。 例えば,自宅ではYahoo! BBで,屋外からのインターネットアクセスにはAirH"を利用する,という場合を考えてみよう。AirH"専用コースを利用すれば安価な場合が多いが,通常のモデムを使いたい場合に困ることになる。いざというときに通常のダイヤルアップが利用できるのは大きなメリットだろう。 今後,AirH"対応のプロバイダはさらに増えることが予想される。併せて,2002年春に予定されている128Kbps化への対応も,プロバイダによって差がつきそうだ。次回は,そのあたりも併せて報告したい。
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