新連載:Mobile&Movie 第1回
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【国内記事】 | 2002年2月15日更新 |
作品名 | マトリックス (THE MATRIX) |
監督 | ラリー&アンディ・ウォシャウスキー |
製作年・製作国 | 1999年アメリカ作品 |
1987年に携帯電話が誕生してから,世界中で普及地域,通話エリアが着実に広がっています。日常生活において携帯電話が必需品となって以来,様々な映画の中で携帯電話が登場するようになりました。時として,携帯電話が物語の重要な役割を担うストーリーも数多くあります。そんな映画の中の名脇役としての“携帯電話”をこれから紹介していきます。
日本でも大ブームを巻き起こした『マトリックス』。これほど携帯電話が登場するシーンが多い映画はこれまでなかったでしょう。キアヌ・リーブス演じる主人公ネオの元に,ある日届けられた携帯電話。そこからマトリックスのストーリーは動き始めます。
「やあ,ネオ。誰かわかるか?」
突然鳴り出した電話に出ると,ネオは自分の身の危険を伝えられます。そしてその携帯を持ち,電話越しの指示に従ってマトリックスの世界へと駆け出していきます。
物語の舞台は2199年頃の地球。人間が作り出したA.I (人工知能) は,単一の意思を持ち,人間に背いた。A.Iのエネルギー源の太陽を壊し,人間は地球を不毛の地に変えてしまった。そしてA.Iが創り出した“心の牢獄”がマトリックス。人間はマトリックスの中で記憶だけ与えれ,培養されていた。
1999年の会社員アンダーソンとして生きていた人生の夢から醒めたネオ。彼は世界を救う救世主としての運命を背負い,立ち向かっていくのです。仮想現実の中でネオの敵となるのは,マトリックス監視人のエージェントというプログラム。エージェントを倒す方法は,既成概念を捨て“速く動こうと考える”のではなく“速いと知ること”。そして心を解き放ち,物理的限界を超えること。ネオが真の能力に目覚めた時,それは可能なのです。
この映画の中で,電話回線が現実と仮想の世界を行き来する手段となっています。公衆電話の受話器からアナログ回線を使って,現実世界に転送されるのです。携帯電話はネオと仲間をつなぐ生命線。執拗なエージェントから逃れるため,映画終盤,ネオは携帯を持ったまま戦います。
この携帯電話はノキアの「NOKIA8110」というモデル。残念ながら日本では発売されませんでした。実際に,ロシア,チェコなどヨーロッパでは使われているそうです。
2002年冬には『マトリックス2』が公開予定。1999年の公開から3年を経て,さらに進化したマトリックスの世界への期待は高まっています。登場するであろう携帯電話も新機種になっているのでしょうか?
関連リンク
「マトリックス」公式サイト
[本田亜友子,ITmedia]
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