FOMA，全国展開へ　新端末「D2101V」発売

iモーションとテレビ電話が両方利用できる新端末が3月1日から投入される。また，FOMAと現行の携帯電話を合わせて利用する場合に，ファミリー割引などの割引きを期間限定で拡大する。

【国内記事】

2002年2月22日更新

　NTTドコモは2月22日，第3世代携帯電話サービス「FOMA」を4月1日から全国展開すると発表した。またテレビ電話と「iモーション」機能を同一端末で利用できる「FOMA D2101V」を発売する。

　新たにNTTドコモ北海道，同東北，同北陸，同中国，同四国，同九州の1道9県がエリアに加わる。またドコモ中央と同東海，同関西もエリアを拡大し，主要都市をほぼカバーする。 4月時点の人口カバー率は約60％。

　これに伴い，FOMAと現行の携帯電話を併用した場合にFOMA基本料を最大55％割り引く特別料金を設定する。4月1日から8月31日までの期間限定。具体的には，FOMAのファミリー割引，ビジネス割引の割引額を通常の20％（ファミリー割引の場合）から40％に増す。

　「D2101V」は三菱電気製のカメラ付きのビジュアル端末。26万2144色カラーのTFT液晶ディスプレイを搭載。テレビ電話と「iモーション」サービスを両方利用できる初めての端末となる。

　端末上部と前面に2つのカメラを内蔵し，静止画，動画の撮影が可能。CMOSタイプで画素数は10万画素。マルチアクセス機能，マルチタスク機能は搭載していない。SMS機能は利用できる。

　関東・甲信地区で3月1日発売。オープン価格。 主な仕様は以下の通り。

製品名	D2101V
連続通話時間	音声：約60分，テレビ電話：約50分
連続待受時間	約55時間
ディスプレイ	132×162ピクセル（26万2144色）
データ通信速度	パケット：最大384Kbps，回線交換：64Kbps
サイズ	約150（高さ）×55（幅）×28（厚さ）ミリ
重さ	約160グラム
価格	オープン

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[斎藤健二，ITmedia]

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