特捜J-SH51(1):ムービー写メールを試す(1/2)J-フォンのパケット端末の最大のウリは「ムービー写メール」。これまで静止画だけだった写メールが動画にも対応した。テレビCFでは美しい動画が滑らかに動いていたが,実際はどうだろうか。
3月1日,遅れに遅れたパケット対応端末「J-SH51」が発売された。思えば昨年11月の発表時には,「ムービー写メール」に関しては非公開(2001年11月の記事参照)。正式発表前にJ-フォン社長が“動画版写メール”にコメントしたりと,噂にはなっていたが,詳細は未定だった。 J-SH51の機能の中でもとりわけ衝撃的な「ムービー写メール」をチェックしていこう。
その画質は?ムービー写メールで最も気になるのは,画質だろう。まずは,実際に撮影したムービーを見てほしい。
予想以上に美しい画像,と感じたか,やっぱりこんなもの,と感じたか。感じ方は人それぞれだと思うが,雰囲気はよく出ている。 ただし,スムーズに動いているかというとそれは厳しい。比較的動きの少ないムービーならば,カクカクした感じは少ないが,動きが激しくなるほどコマ送りの印象が強くなる。ただし,実際のフレームレートは動きの大きさによって変わるわけではないようだ。
音声が録れることもあり,しゃべっている人の顔を撮るのは得意。音声はかなりはっきりと入る。逆にスポーツなどの撮影は苦しい。動画で何を送りたいかにもよるが,テレビCFで流れているような「美しく滑らかな動画」ではないことは注意が必要だ。
撮影は簡単か?J-SH51のウリの機能の1つだけあって,撮影までの流れは簡単だ。メニュー構成も新しくなったJ-SH51では,さまざまな操作でムービー撮影にたどり着けるが,最も簡単な操作法は以下の通り。
F,F,ダイレクトキー(右上のボタン)でモバイルカメラの画面に移る。ここでは前回撮影時のモードがあらかじめ選択されているので,前回ムービーを撮ったのであればFキーなり,右キーで撮影に入れる。
撮影時は,静止画撮影と同様に5段階の明るさ調整と,2倍,4倍のデジタルズームが可能。ただし撮影中は,ズームと明るさ調整はできない。セルフタイマーをセットすれば,10秒後に自動的に撮影が始まる。 撮影後は,「撮ったムービーをどうするか」選択する画面に移る。データフォルダへの登録やメール添付が可能だ。「登録先」では,端末内部のメモリとSDカードのどちらに保存するかをあらかじめ設定しておける。 端末内部にはムービーを約35ファイル,8MバイトのSDカードには約400ファイル保存可能。ただし,ほかに何も登録されていない場合であり,実際はムービーを数本登録するとすぐに端末のメモリはいっぱいになってしまう。購入時は端末に保存する設定になっているので,まずは登録先をSDカードに変更することをお勧めする。
ちなみに,スーパーメールは12Kバイトまで送受信が可能だが,ムービー写メール──つまりムービーファイルが添付されている場合のみ,15Kバイトまで送受信できる。 このため,12Kバイトを超えるファイルでもPCなどで拡張子を「noa」に変更すれば,J-SH51と送受信できる。ただし端末側では拡張子の変更ができないので,用途はほとんどない。
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