NTTドコモ,PDA向け電子書籍配信サービスを今秋より開始NTTドコモは,2002年秋頃を目処に,FOMA及びPHSを利用した電子書籍配信サービスを開始する。サービスにさきがけ,4月1日よりPDAユーザーを対象にモニターを募集する。
NTTドコモは,2002年秋頃を目処に,FOMA及びPHSを利用した電子書籍配信サービスを開始することを発表した。サービス開始に先駆け,4月1日より,Pocket PC,ザウルス,Palmデバイスなどのユーザーを対象にモニター募集を行う。モニターサービスは5月中旬頃より実施される予定。 モニターサービスではPHSを通信手段として利用し,PDA向けに電子化された書籍コンテンツを読んだり,あらすじを閲覧できる。電子ブックビューワには,シャープが開発したビューワ「e-book」が採用されるという。 NTTドコモはPDA向けの情報サービスとして「infogate」を提供しているが,今回の電子書籍配信の試験サービスは「infogateを利用するものではない」(ドコモ広報)。本サービス開始時のコンテンツの課金方法については「試験サービスのデータを元に調整する。現時点では未定」(同) 試験サービスでは,NTTドコモのPHSをPDAのデータ通信に利用,mopera経由でアクセスして書籍データをダウンロードする。今秋開始予定の本サービスでは,FOMAにも対応予定。パケット通信と64Kbps通信の両方に対応する。 モニターサービスの実施期間は5月15日から9月30日までで募集人数は1000人。用意されるコンテンツは,小説,エッセイ,ビジネス書など100冊程度(月3冊までダウンロード可能)。対応端末はZaurus,Windows CE,Pocket PC,Palmの各デバイス。 参加条件は,NTTドコモ関東甲信エリアのPHS契約者で,PDAを利用してインターネット接続しWeb閲覧が可能なユーザー。 なお,電子書籍配信サービスにあたって,朝日新聞社出版局,岩波書店,河出書房新社,文藝春秋,扶桑社など22の出版社がコンテンツを提供する予定。
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