bモバイルの新Webアクセラレータ「Michelle」の実力は?128K本サービスを前に,bモバイルの日本通信が新しいWebアクセラレータを追加した。試験サービス中の128Kサービス,以前からのWebアクセラレータも合わせて,その性能をチェックしてみた。
DDIポケットからAirH"インフラを借り受けてデータ通信サービスを提供しているのが,日本通信のbモバイル(2001年8月の記事参照)。bモバイルでは,画像やHTMLを圧縮することで,見掛け上のデータ通信速度を向上させるWebアクセラレータを提供しているが(1月31日の記事参照),128Kサービス開始にあたり,新型のWebアクセラレータが投入された。 新たに追加されたWebアクセラレータはMichelle(ミッシェル)と呼ばれ,従来の倍程度の圧縮機能を持つ。なお,従来からのWebアクセラレータも併用でき,こちらはMarion(マリオン)と呼ばれる。 2種類用意されるのは,もともとこのWebアクセラレータは画像に関して品質が劣化することを前提にしているからだ。MichelleはMarionよりアクセラレータ効果が高い分,画像品質の劣化も大きくなる。そこでどちらを使うかをユーザーに任意に選択してもらおうというわけだ。
画像中心なら脅威の圧縮率を持つMichelle今回チェックに利用したのは,以前にもWebアクセラレータのチェックに利用した2つのサイトと,画像の比較的多いニュースサイトの3サイト。それぞれWebアクセラレータが有効に働くサイトだ。まず実際に受信されたデータ量を見てみよう。
1つ目となるDDIポケットのエリアマップ(DDIポケットのページ参照)は巨大なプログレッシブGIF画像が中心。Marionでもオリジナルに対して半分以下の受信データ量になっているが,なんとMichelleでは6分の1以下だ。 2つ目のVWalker内のウェブコミック「ボブ&キース」のページは巨大なJPEG画像を含むが,ここでもMarionがおおよそ半分の受信データ量なのに対し,Michelleでは4分の1程度になっている。 3つ目であるニュースサイト,Crash.Net Japanのトップページは文字情報と共に多くの小さな画像を含む。ここではMarionは3分の2程度の受信データ量だが,Michelleではほぼ半分。Michelleのアクセラレータ効果,つまり受信データの削減率はMarionより確実に大きい。
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