ツーカーの切り札「TT21」をチェックする(1/4)東芝製の「TT21」は,3Gに向かわないツーカーの切り札。日本語入力機能も強化し,背面液晶も装備。携帯初のCCDカメラも搭載した。
携帯電話初の11万画素CCDカメラ&インスタントメッセンジャー機能を内蔵した,ツーカーの話題の新機種「TT21」(2月13日の記事参照)を一週間ほど試用する機会を得たので,その印象をお届けしたい。
背面液晶にCCDカメラを搭載。昨今の端末としては,最高スペックを誇る
Mobile Rupoは悪くない。まずはメール作成時にしろツーカーメッセンジャー使用時にしろ,必ず使う日本語入力機能について触れておきたい。 TT21では,Mobile Rupoと呼ばれる文字変換システムが採用されており,40文字一括入力および4文節一括変換が可能となっている。
ただし,POBox(2001年6月の記事参照)のような予測変換機能が人気を集めている昨今,この仕様は正直なところ,時代遅れな気がしないでもない。40文字を一括で入力するとなれば,最低でも40回のキー入力をしなければならないからだ(実際にはその3倍のキーを押す必要があるだろう)。 ところが,実際に使うと,慣れてくるに従って使いやすさを感じてきたことには,少しばかり驚かされた。40文字とはいわないまでも,20文字程度なら一度に入力して変換させることが可能で,文節についてもPCライクな変更が適宜行える。長年PCで日本語入力をしてきた人にとっては,ストレスを感じずに済む仕様とも言えるだろう。 ただ,少々気になる点もあった。最近の東芝製の端末は,電源ボタンの上に配置されているEZキーが,文字入力時の記号入力に割り振られている。そのため,濁点や半濁点,句読点などを入力しようとしたときに,誤って電源キーを押してしまい,そこまで入力してきた文字が一度にキャンセルされてしまうことがあるのだ。 慣れればこうした問題も起きなくなるのではあろうが,39文字を一括入力し,40文字めに句点を打とうとしたときに,誤って電源キーを押してしまうと,精神的なダメージがかなり大きい。メールの送信ごと諦めたくなるほどである。長文を一度に入力できるからこそ,このあたりの仕様には気を配ってほしかったところだ。
ダイヤルキーの配置。記号ボタンはマルチファンクションになっており,文字種によっては濁点や半濁点が入力される。それ以外の場合,音引きや句読点が入力できる。さらに文字が確定された状態では,記号が一覧表示されるなど,状況に応じて機能が変化し,便利に入力できる。ただし大文字/小文字変換ボタンがなかったりするなど,今となっては特異な入力システムだ
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