サムスン,Smartphone 2002搭載携帯を展示──ケータイ国際フォーラム

サムスンブースでは「Stinger GPRS」やPalm OS対応端末などを多数展示。京都の地域に根ざした企業の技術も魅力的なものが見受けられた。

【国内記事】 2002年3月29日更新

 京都で3月28日まで開催されていたケータイ国際フォーラムでは,携帯電話関連製品の展示も多数行われていた。

 注目を浴びていたのは,日本サムスンブースに展示された「Smartphone 2002」搭載端末だ。「Stinger GPRS」と表示されており,実際に動作していた。


 日本サムスンの事業推進室電子チームのキム・ソンシン次長によると,「OutlookやMediaPlayer,MSM Messengerなど,Windowsと似たアプリケーションが利用できるのが特徴」(3月20日の記事参照)。Pocket PCと同じく,Active Syncが可能で,USBや赤外線インタフェースも備える。

 CPUとしてStrongARM/266MHzを搭載しており,液晶は176×220ピクセルのTFT液晶。重さは110グラムしかない。ほとんどPocket PCといってもいいようなスペックだ。

 電話機としてはGSM/GPRSに対応しており,900MHz/1800MHz/1900MHzのトライバンド対応。「10月には欧州,米国と韓国で発売したい」(キム氏)


Plam OS 3.5を搭載した携帯電話。cdmaOneに対応しており,手に持った感じも普通のPalmと大差ない。CDMA2000 1x対応のPalm OS端末も展示されていた。「次のバージョンではPalm OS 5.0に対応し,SDカードスロットも設ける」(日本サムスン)という


東芝ブースではKDDIの「A3013T」が展示。同時発表されたCDMA2000 1x端末5機種の中でも,1機種のみ遅れて発売される端末だ(3月11日の記事参照)。左にあるのはムービーケータイこと「C5001T」。背面液晶を備える以外,デザインもよく似た両機種だが,「A3013TはC5001Tよりも液晶がよくなっている。明るさは17カンデラから50カンデラに,サイズは1.9インチから2.1インチになった」(東芝担当者)という


こちらは,“ケータイからボタンが消える!?”と謳った,大阪学院大学情報学部理学博士の阿部直哉氏によるソリューション。タッチパッドをジョイスティックのように使い,ソフトウェアキーボードを操作して文字を入力するものだ。ただし,タッチパッドとソフトウェアキーボードが絶対座標で対応しているのがポイント。そのため,長々とスクロールさせる必要がなく,慣れれば高速に入力できる。また,手元を見る必要がないため目線の移動も少なくて済むという


京都のソフィア・クレイドルが展示した携帯Javaを使ったインスタントメッセンジャー。KDDIのezplusアプリケーションとして実機で動作していたほか,J-フォンのエミュレータ上でも動いていた。単なるチャットソフトではなく,ニュースビューワやリモコンのインタフェースとしても使えるのがウリだ


東芝が展示した,W-CDMA端末のモックアップ。先日プライベートショウで展示されたFOMA(1月30日の記事参照)よりも以前のイメージモックアップのようだ

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関連リンク
▼ Samsung Mobile Phone 英語サイト
▼ ケータイ国際フォーラム

[斎藤健二,ITmedia]

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